子の年齢:4歳2ヶ月
春るるる。 寒さで締まっていた土がゆるんで膨らんだような、むわっとした臭いがしている。 早春っていつも、こんな土の匂いがしていたもんだったろうか。
川のふちで、枯れたような小枝の先に、よく見ないと気づかないような「かそけき」花が咲いているのを見るのが好きだ。 シジュウカラがせわしく「ツピン、ツピン」と鳴きながら、飛び回る。 桜の花が咲くまでの、短い春の愉しみだ。 保育園にちーちゃんを迎えに行ったら、「今日はどうして早かったの?」と聞くので、「早く智ちゃんに会いたかったからかな」と答えた。 すると、にこにこしながら、「どうして早く会いたかったの?」と訊く。 多分「智ちゃんが大好きだから」とか「智ちゃんがかわいくてたまらないから」と答えて欲しいのだと思う。 チッチッチ、ママにはもっと、五感に訴えるものがあるんだよ。
「早く智ちゃんのほっぺの匂い嗅ぎたかったから。」 「それは、犬かネコです。」 「ん〜、じゃあ早く智ちゃんのほっぺぺろぺろ舐めたかったから。」 「それも犬かネコです。」
大人になったな。
|