子の年齢:1才9ヶ月
またしても身近な死に遭遇してしまった。 今度は保育園の担任の先生だ。とても体格のよい方だったので、もともと病気の因子があったのかもしれないが、頭が痛いといって自分で車を運転して病院に行き、倒れてそのまま亡くなられた。 救急車を呼んでいれば助かったかもしれないのに、と残念でならない。 とても優しい方だったのだ。優しいから遠慮して救急車を呼ばなかったのかもしれない。 いい人から逝く、というのはそういうことなんだろうか、と一人で合点する。
葬儀には沢山の保護者と園児が参列した。弔意だけでも示したくて、ちーちゃんも連れて行ったが、ちーちゃんの喪服などない。黒やグレーの服もないので、こげ茶のセーターにレンガ色のズボンで行ったら、他の園児達はみな、園のスモックか、白/黒/グレーの服を着ていた。 うーん、でも買ってまでそんな服装をさせるのは気が進まない・・・。
初霜が降りて、四方の山々が見渡せるよいお天気だった。青空に火葬場の煙突がすっくと伸びている。
ちーちゃんにはその儀式の意味や、祭壇に飾られた写真の理由が全く分からないようだった。ただ、黒服の人の群れと、すすり泣きと、お経と太鼓が通り過ぎていくような感じだった。 3才児にもわからないらしく、「ワカ先生は?ワカ先生どこー?」としきりに呼ぶ。 出棺の時、同僚の先生が「ワカちゃん、ありがとう!」と大声で叫んだ。ああ、そうだ。その先生の慟哭と、他の参列者の言葉にならない思いがひとつになって、ひとしお涙が流れた。
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