| 2004年01月22日(木) |
保健婦さんがやってきた |
子の年齢:2週1日 読んでいる本:なし
母子手帳に着いていた葉書を投函しておいたので、昨日保健婦さんがやってきた。 保健婦ということになっているが、出生時に異常(低体重とか仮死とか)が全くなかったため、やってきたのは委託を受けた民間の助産師さんだ。 よくしゃべるおばちゃんである。部屋の空気がなくなるのではないかと気がかりになる程よくしゃべる。 よくしゃべるが押し付けがましくはないので、少し気晴らしになった。何しろ1週間家に閉じこもっているのだから。 まず、ちーちゃんの体重を測定する。退院時の体重=3,096g(出生時より減るのが普通)に対し現在3,390gと順調に増加している。 次に授乳後の体重増加を見る。片乳飲ませては測るので、どちらの乳がよく出るかわかる。右10gに対し左40gだった。最初は左の方が出にくかったので、左ばかり吸わせていたらいつの間にか左の方がよく出るようになったのだ。 さて、他のお母さんの話などしていて、ふと「入院にいくらかかったか」という話になった。わたしは市民病院で出産したのだが、産前2日(陣痛を促すため)産後7日入院して43万円かかった。 45万円です、と言うと、あらそう、やっぱり市民病院は市内で一番高いからね、と言う。 N産婦人科だったら5日で退院させられるけど32万円ぐらいだね、でも市民病院は看護婦さんがよくしてくれるでしょ?あそこは実は穴場なのよ、という。 一体何の穴場なんだか、落とし穴ということなんだろうか?まんまとハメられた気がしてならない。 市民病院のすぐ近くにピンクのペンション風のHレディースクリニックというところがあって、食事がフランス料理だとか津川雅彦が家具をプロデュースしたとかいう、そこが市内で一番入院費が高いと思っていたのだが。あれはオトリだったのか(いや違う)。 市内で一番入院費が安いのはO産婦人科なんだそうだ。 知っているぞ、O産婦人科は交通の便がいいので、結婚前に生理痛がひどかった時なんかに通っていたのだ。じーちゃん先生がやたらと「うんうん」と言っているが、患者の話なんて聞いておらず、あっという間に診察が終わるという恐ろしいところだ。一度など断りもなく子宮ガンの検査までされて、次に行ったら「子宮ガンの検査しといたけど大丈夫だったよ」とヌケヌケと言いやがった。 こんなところで出産だけはするものか、と思ったものである。 O産婦人科はお医者さんが話を聞いてくれませんよね、と言ったら、そうかもね、忙しいから、そういえばあそこは妊娠したら必ずホルモン注射打たれるらしいよ、別に病気じゃないのにねー、患者さんはみんな他所もそうだと思って文句言わないんだろうねー、と言う。
最後に母乳マッサージをする。 ボウルとタオルを持ってきてください、というのでてっきりボウルにお湯を入れてタオルを絞るのだろうと思っていたら、さにあらず。ボウルを立てて胸に乗せる。マッサージで母乳が飛び散るのを防ぐためである。しかしそんなことをしてもスプリンクラーのように飛び散って顔にかかる。終わった頃にはカンカンに張って揺れもしなかった胸が、ゆさゆさ揺れるようになった。
マッサージが終わると、では赤ちゃんも寝付いたようだし帰りますけど、次どうしますか?と言う。 次と言われても、次は有料ではないのか? 自分から次は有料ですけどどうしますか、と言わないところがテなんだろうか? 来週の金曜に病院の育児相談を予約してますから、とやんわり断るが、じゃあ火曜日のこの時間にしましょうねと言う。 ええ?困ったな、一体いくら取られることやら、と思うけれどなんだか押し切られてしまって、また火曜日に来ることになった。
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