ちーちゃんままの日記

2003年12月11日(木) ラ・レーチェ・リーグ

子の年齢  :妊娠36週
読んでいる本:なし

 今日はラ・レーチェ・リーグ(母乳育児の会)に行った。
 最初に会の主旨について説明があった。研修を受けたリーダーが各地で会を開いているらしく、随分機構がしっかりしている印象を受けた。
 非営利の会なので、お母さん同士でフリートークする際も、「どこそこ病院の○○先生が」っていうような固有名詞を出さないのがルールなんだそうだ。
 驚いたことにこの会のリーダーは説明をしながら(口話)、癖のように手話の動きをしている。手話文をきちんと表している訳ではないが、逐語訳できる単語は全て手話付きになっている(因みに参加者にろう者は一人も含まれていなかった)。
 手話について訊きたくてウズウズしたが、新参者の上に妊婦(他のお母さんは乳児連れ)なので、あまりでしゃばったこともできない。
 それにしても、グループの目的と構成員の目的が一致したグループというのはなんと気持ちの良いものだろう。あらゆるグループは自己拡張を目指すものなのだが、この会は母乳育児の会である以上、子が母乳を飲まなくなったら顔を出さなくなる、ということが了承されている。あの人はどうして来なくなったんだろう、なんてことは誰も考えない。参加者もリーダーも赤ちゃんが健康に育つことだけを願っているのだ。
 参加者の中に久しぶりに会う知人を見かけた。共通の友人を通して出産したということは聞いていたが、実際に会うのは久しぶりだった。
 今月のテーマは「卒乳」ということで、卒乳が間近なお母さんや第一子の卒乳経験のあるお母さんが順番に体験談をした。
 さて、5ヶ月児を持つあるお母さんは8ヶ月頃に復職するのを期に、卒乳を希望している、と語った。リーダーが「働くお母さんでも授乳は続けられますよ」と、復職後も第一子に授乳し続けたお母さんにお話を促した。
 ところがこの5ヶ月児のお母さんは「働きながらの授乳」以前に大きな悩みを抱えていることが判った。夫が育児に協力しないどころか、授乳しようとすると「みっともないからあっちへ行け」と言うんだそうである。また、平日はマージャン、休日はゴルフと遊び歩き、家に居る時も食事の時間以外は部屋に閉じこもりきりで、夜泣きがうるさいからと夜も別室で寝るんだそうである。
 随分ひどい夫が居るもんだ。ウチの夫の話など自慢話ととられかねない。
 「どうしたらいいでしょう」と他のお母さんのお話を聞くと、そこまでひどくはないものの、多少似たような悩みを持ったお母さんが居るようだった。
 「父性は育ちにくい」のだそうだ。


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