ちーちゃんままの日記

2003年11月02日(日) 体重が・・・

子の年齢:妊娠31週
読んでいる本:『失われる子育ての時間-少子化社会脱出への道』池本美香著 剄草書房

 体重増加曲線が、「たまごクラブ」6月号付録の標準体型の曲線をオーバーしてしまった・・・。温泉でぱくぱく食べ過ぎちゃったからかしら?
 この連休、天気がよくなりそうなので温泉旅行に行かないか、と先週末になって夫が言い出したのだが、内心、「1週間前にそんなこと言い出して、ムリに決まってんじゃん」と思っていた。
 どうせムリだろうけど、と思いながら会社の保養所の空室状況をチェックしてみたら、なんと2部屋空きがある。早速申し込むことにした。
 秋の旅行シーズンだというのに、3連休に空室を出しているなんて心配になってくるぞ。

 その保養所というのは漆器の産地としても有名な山中温泉にある。
 山中温泉というのは元禄時代から著名な湯治場で、松尾芭蕉の『奥の細道』の終着地だったそうである(句碑で知った)。温泉街の裏にはちんまりした渓谷もあって、トレッキング気分も味わえる。お土産に漆器を買ってもいいし、小旅行にはおあつらえむきではないかしら。

 さて、2時半ごろ宿に着いて、夕食まで何をする?というので、とりあえずこおろぎ橋まで歩いてみることにした。
 こおろぎ橋というのは渓谷にかかる木造の小さな橋だ。本当に小さな橋なんだが、風情があるのでテレビドラマのロケに使われたりするらしい。
 そこまで行ったらなんだか鶴仙渓も歩けるような気がして、結局川沿いをあやとり橋まで歩いた。あやとり橋はこおろぎ橋とは対照的に鉄骨で作られた、あやとりみたいな橋で、実際に渡ってみると、カーブしているし、坂になっているしで橋としての機能は「?」である。
 あやとり橋から住宅街を抜けて、元禄から続く湯元の「菊の湯」に出る。ここは温泉の湯元でありながら温泉宿ではなく銭湯なので350円払えば誰でも入れる。湯屋の構えも歌舞伎座か国技館のようで面白いのだがまだ入ったことはない。その角を曲がったところで、衆議院選挙のポスター掲示板を見つけて夫が喜んでいる。
 元総理の森喜朗のポスターが貼ってあったのだ。そうそう、この人は山中出身なのだよ。おい、選挙ポスターの写真を撮ってどうする?!

 あっちふらふらこっちふらふらして結局何も買わずに宿に戻ったら5時半だ。夕食前に一風呂浴びる。

 夕食には例によって食べきれない程料理が出る。残さず食べる悪い癖で、動けなくなる程食べるが、フルーツも諦められない。
 満腹感がおさまるまで席を立たずに居ると、ボーイが「天つゆでございます」と言って、天つゆを持ってくる。なぬ?今から天ぷら?ちょっと遅いでしょー、もうデザートまで食べたのよ、と思うが、ついまた食べてしまうのである。

 夫もすっかりこの施設が気に入ったようで、レクリエーションルームなども見て回りたいというので、ぐるりと回ってロビーに行くと、セルフサービスでコーヒーメーカーが置いてあった。追加料金を気にせずフロントでコーヒーを飲めるというのもこういう施設のいいところだ。
 カウンターの後ろから、おもちゃを持った小さい男の子が走り出してきた。ボタンを押すとバイクに乗った人形がダッシュするというおもちゃなんだが、子供の不器用な手ではうまく扱えないらしい。誰に言うともなく「うまく走らん」とつぶやいている。
 「うまく走らんけー、ちょっと貸してみられー」と夫が話しかけている「ほら、こうやってここ押せば、うまく走るやろー。」まるで親戚の子供と話しているみたいで実に自然だ。どうやら夫は気に入られたらしく、子供はソファーまでついてき
て、隣でせっせと遊んでいる。
 ここにも一人居る(ちーちゃん)からよろしくねー。
 
 就寝前にもう一風呂浴びることにする(お風呂で少しカロリー消化したいので)。
 サウナと大浴槽1つと露天風呂1つで豪華ではないが、混まないのでのんびりできる。湯上りコーナーのマッサージチェアで「金澤」(という月刊誌)を読み耽っていると、部屋で漫画を読んでいた筈の夫がやってきた。
「あ、ヘンな人来た、ヘンな人。」
「ヘンな人じゃないちゃ、1時間も戻って来んから倒れとんがじゃないかと思って心配したねかー。(ヘンな人じゃないだろう、1時間も戻って来ないから倒れているのではないかと心配したじゃないか、の意)」
そういえば、マッサージが気持ち良いので(無料だし)2セットもやっていた。
「まー折角だから風呂でも入ってこられー」

 そして朝食のバイキングも前夜の食べ過ぎを忘れさせてしまうのだった・・・。お昼ご飯ヌキにしなくちゃ。


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ちーちゃんまま