シネマ日記
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2003年08月27日(水) 天使の牙

大沢在昌原作のベストセラー小説の映画化。
そう、でも、もちろんふだんあまり読書に縁のない私などタイトルすら
ほとんど知らなかったくらいで、
ただ、あのNHKでもたしかドラマ化した「新宿鮫」の作者のなんだ・・・って
くらいの知識しかなかった。
出演者が、大沢たかおに萩原健一、豊原功補、小木茂光、佐野史郎と、
そりゃもう、なんか思いっきり惹かれるのを揃えてきたな〜男優陣!
っと言う感じだったし(女優陣はけっこうどうでも良かった(^^ゞポリポリ(爆))
どうしようかなぁ・・・っと迷ってる間に、TVで紹介特番をやってたのを
チラッと観て、やっぱ観とこう〜〜っと決めたのデシタ。

”クライン”と言う日本全土を支配する巨大麻薬組織の
ボス君国の若き愛人はつみが警察に保護を求めてきたことから物語が始まる。
警察内部にも深くその力が浸透してると言う”クライン”から
ひとりの女性を保護するために女性刑事明日香が送られるが
途中襲撃によって、はつみも明日香も撃たれる。
明日香は全身に被弾し各臓器にダメージを受け、
はつみは体は軽傷だが脳に致命的な一発・・・・
はつみの体を生かし明日香の脳を移植すると言う手術が行なわれ、
外観ははつみであるものの脳(思考や心)は明日香であるという
”アスカ”と言う人物が生まれた。
クラインを潰す情報を”アスカ”によって得ようとする警察陣と
その警察内部に潜むクラインの影、
逃亡したはつみの生存を知り、取り戻そうとする君国、
明日香の元恋人であり、事件以来姿を消していた刑事古芳・・・・。
脳移植によって瀕死の二人の人間から一人の人間にして命を救う〜〜
ってこと自体、かなり際どい路線であることだし(爆)
まぁ微妙に退き気味な部分もあるにはあるんだけども、
メインから脇役に至るまで、なんかひとくせもふたくせもある者が多く、
それぞれの出演者が悪くないので、B級っぽくはならなくて良かったと思う。

古芳役の大沢さん、格好良かった〜(*^o^*)
(けっこう死ぬか意外と悪役かどっちかかな・・っと思ってたので
(ストーリー知らなかったし(^^;)、安心しました(笑))
原作ではもっと巨漢な、別名”仁王”と言うくらいな古芳なんだけど、
さすがにそこまで徹すると誰配役するの・・ってくらいになっちゃうもんね(爆)
一方の女刑事明日香も原作では男並みな体格なわけだけど、
それもさすがにそこまで女優さん限定しちゃうわけには・・って感じでしょうか。

・・・っと原作では〜って言うのは、映画の帰路に原作文庫本上下巻、
衝動買いして来ちゃったんですね〜(^^ゞポリポリ
ただいま下巻に突入しました。
もちろん微妙に違うところもあるし、映画はそれなりに短縮凝縮されてるわけだけど、映画化としては、けっこうイイ線行ってたんじゃ?
〜っと言うのが上巻を読み終えた時点での感想デス。

エンドロールのあとのシーン、これはオマケと言うよりも
完全に作品の一部が残ってマス。
サッサと退場しちゃった人には、君国が拝めませんよ〜〜(^_^;)
特番でたしか語ってたけど、君国役のショーケン、
骨折中の撮影になったらしくそれであの役柄だったのね。
喋り方は、大河で光秀やった時とあんまり変わらなかったような気もするけど(^^;
キレた役、やっぱりなかなかイイじゃん。


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