シネマ日記
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カート・ラッセル主演。 腐敗した警察モノ、刑事モノ・・・っと言うと近年ではオスカーも獲った デンゼル・ワシントンの「トレーニングデイ」あたりを思い浮かべる人も 多いかも知れないけど、 なんせあの作品、わたし的には、かなり嫌いなので(爆) (別にデンちゃんが嫌いってわけじゃぁないよ、念のため(^^;) あんなのでオスカーをあげるくらいだったら、 これでカート・ラッセルにあげりゃぁイイじゃん、って思えるくらい、 どっちを獲るかって言うと絶対コッチ〜を薦めるね・・・って作品だった。 (まぁ、アレと比べるから・・・って気もしなくもないけど(笑))
ロスで実際に起きた警官による容疑者暴行事件に端を発した暴動事件が 背景として描かれているためか、 「L.A.コンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイの小説がベースになっているらしいせいか、 見ごたえがある。 実は、レンタル店の一泊二日39円セールで、ほとんど出払って空となった 新作棚にポツンとしかもビデオで残っていたので 何気なく借りてきた作品だったが、通常料金で借りても惜しくないと思えたもの。 映画館で観れたら、あの「トレーニングデイ」(映画館で観ちゃった・・)より ずっともっと集中して観れただろうなぁ〜〜。
腐敗した警察機構のなかで、しかも父親からも受け継いでいて、 家庭も顧みることなくあたりまえにこなしている 決して正義ばかりではない中年凄腕刑事が ある事件の真相を知ることをきっかけに、自分自身も罰するほどの内部告発をすることになる。 カート・ラッセルの心情の変化具合も、 彼に影響を受けながらも、影響も与える若手刑事スコット・スピードマンの役割も なかなか。 そして、こいつがもう悪いったらないのよねぇ〜〜っと思える上司役の ブレンダン・グリーソンが、ホントに憎たらしい味でイイ♪
そうそう、スコット・スピードマンっと言ったら、もちろん観てる人は なんと言っても「フェリシティの青春」だろうし、 黒人署長となっていくのは、「ER」のベントン兄のヴィング・ライムスだったり その妻がベントン姉の人だったり、 またかつて不倫関係になった女刑事には同じくERのクレオの人だったりと、 海ドラファンには親しみのあるメンバーが何気に居たりする。(爆)
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