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黄泉て降る悲し降る


抱きしめてた。
夢でした。

あのまま、夢の中のままでいれば
何も悲しいことなんてないのに。

両の手が冷えて、
無理やり現実に引き戻される。




人の死なない戦争なんてないよ。




変わらない人間なんていないよ。




僕はいつまで戦い続けるのか。
僕の降伏宣言はいつ許されるのか。
指先まで歪んだ認識のまま、
僕は笑う。それが対人関係。

抱きしめた瞬間に感じたパーツの埋まる感触。
別の人間だと認識する互いの体温。
それと同時に孤独が塗り変えられる安心感。




でもそれだけじゃもうだめだ。




誰が決めた?
それは僕自身の価値観。

どこへ還っていけばいいのか、
もうわからないよ。
2007年12月10日(月)

「「「「空、青いよ。雲、白いよ。「「「「 / 空月遥

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