これなんて病気? |
本を読むことが出来なくて、 何度も同じところを読み返しています。 もう何度も読んで分かったはずの文章が、 先に進むたびに思い出せなくなっていって、 また最初からやり直し。
どんな問いも彼の前では無力で、 彼が発する言葉が、最大の拘束力を持つ。 それに救われる。 私の向上心のなさも、それで±0だ。 今までの悲しみも喜びも全て、彼の計画通りだったのだと思いたい。 そこまで頭良かったら、ちょっと怖いけど。
私が私として形成してきたのをやめ始めているのかもしれない。
誰かになるわけでもなく、 私が私であろうとするわけでなく。
外殻がふやけて中身の重さとアンバランス。 他の誰かになれるわけでもないのに、 いろんなものを吸収して、「誰か」を探してる。
重ねた唇が呟く。 「もう僕を許していい?」
|
2007年06月04日(月)
|
|