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2005年03月14日(月)
「オペラ座の怪人」は60点

「オペラ座の怪人」
映像も、美術も、凝っていてすばらしいと思う。役者も吹き替えなしですばらしい声量を持っておりよく揃えたものだと思う。しかし、何の感慨も沸かない。ファントムの嘆きもクリスティーヌの葛藤も、何の共感も覚えない。
おそらく、舞台で見るのと映画で見るのとは同じものを見ても違うのだと思う。舞台では生の役者が生の声を聞かせるのだから、「音楽の天使」といわれてもすんなり受け入れることができるのだろう。映画では単なるわがまま男に主体性のない女にしか見えない。