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2004年11月14日(日) ■ |
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「エクソシストビギニングは60点 |
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「エクソシストビギニング」 神に失望し、信仰を捨てたメリン神父(ステラン・スカルズゲー ルド)は、考古学者としてアフリカに派遣される。歴史にあるはず のない教会が土中から発掘されたため、その調査を依頼されたのだ。 だが彼が現地に赴いてから、次々と怪奇な事件が起き始める。メリ ンはそこに“悪魔”の介入を察するのだが……。
ホラー映画に燦然と輝く名作『エクソシスト』の恐るべき前史。 ジョン・フランハイマー死やポール・シュレイダーの降板など、次 々と監督が代わり、最終的に『クリフハンガー』のレニー・ハーリ ンが監督を手掛けた。撮影はヴィットリオ・ストラーロ。
前作は科学が敗れた後メリー神父がやってきた。それと娘を思う母親の気持ちが丁寧につくられてあり、いい作品だった。今回のメインは一度ある事情で信仰を無くしたメリー神父がまた信仰を取り戻すまでを描く。一度無くしたものを取り戻したとき力は倍化されているというのは容易に想像がつく事ではある。それはいい。しかし神父はなぜ信仰を取り戻したのだろうか。そこのところが私には今ひとつ分からなかった。それとあのどんでん返し。少しは伏線あったのかしら。無かったとしたら、失敗作といってよいでしょう。
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