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2004年11月05日(金) ■ |
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「テイキング・ライプス」は60点 |
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「テイキング・ライプス」 監督D.J.カルーソ イーサン・ホーク アンジェリーナ・ジョリー 「サイコ・パス」対「FBI心理捜査官」ものである。もう「羊たちの沈黙」以上の傑作はつくれないのだろうか。相手が弱すぎる。捜査官に深みがない。物語上必要だからといってああ簡単に裸晒して良いものだろうか。まあ、いうまい。あっという結末が待っています。 そもそもサイコキラーで映画をつくるのは止めたほうが良い。どういう背景を描こうと、彼の心理に「ドラマ」を求めるほうが間違いだと思う。サイコキラーを分かったつもりになってはいけない。しかし、それを分からないとドラマは作れない。ドラマをつくれなければあとはスリラーがアクションに頼らざるを得ない。もうそれだとB級映画以上のものは作れない。それが悪いというわけではないけど。
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