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| 2004年07月23日(金) ■ |
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| 『ロスト・イン・トランスレーション』は60点 |
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『ロスト・イン・トランスレーション』 短評:たぶん題名から勝手に想像していたんだろうけど、 二人はいつ東京の中で迷子になって、 高級ホテルに戻れなくて、 どこかのラブホテルに泊まる羽目に陥るのだろうか、 とずーと待っていたら、 いつの間にか終わっていた。 別に本当に迷子にならなくても、 きちんと心が迷子になればいいんだけど、 私には単なる金持ちの迷いにしか思えなかった。 そりゃああんなかわいい娘から 相談されれば、親切にしてあげようと思うわな。 中年男の悩みも別にたいしたものではない。 今回各賞総なめにしたのも、 結局映画関係のおじさんたちが、 「あの大監督の娘のかわいい女の子だった彼女が とりあえずまともな作品を作ったのね。 魂は震えないけど、よしよし、賞はあげるよ」 という感じなのではないでしょうか。 ハリウッドスターのボブ・ハリス(ビル・マーレー)は、CM撮 影のために日本へやって来た。だが慣れない異国の地、コミニュケ ーションがうまく取れない現地スタッフに戸惑い、神経をすり減ら していく。そんなある日、やはり日本の生活に馴染めない若妻のシ ャーロット(スカーレット・ヨハンソン)と出会う……。
『ヴァージン・スーサイズ』で父親譲りの才能を発揮し、世界中の 注目を浴びたソフィア・コッポラ。彼女の新作は東京を舞台にした 異邦人たちの切なく、ハートウォーミングなラブ・ストーリー。本 年度のアカデミー賞最優秀脚本賞をはじめとして、ゴールデン・グ ローブ賞等々の主要映画賞を総なめにした話題作。
シネマライズほか、全国順次ロードショー公開 公開日=4月17日 製作国=アメリカ/日本 配給=東北新社/ファントム・フィルム 上映時間=1時間42分
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