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2003年10月04日(土)
「花おりおり」湯浅浩史 

(毎日更新目指す)と言いながら、飛び飛びになりつつあります。
やはりこの目標自体無理があったかも(^_^;)
でも計算では年間230くらいの投稿は可能なので、
まだ一応題名はこのままにしておきます。


「花おりおり」朝日新聞社 湯浅浩史 矢野勇 
この本を手にして一年たった。夏、秋、冬、春、夏、季節ごとに1〜2回本のページをめくり、回りにある花々の名前を確かめてきた。「雑草という名前の草は無い」と言った人もいたがまさにその通りで、野の花という名前の花はない。目に付く花の名前が「シオン」なのか「ヨメナ」なのか分かったほうがなんとなく嬉しい。
歴史に関心がある私には在来種なのか渡来種なのか、渡来種ならいつ頃なのか必ず記入があるのが嬉しい。歴史上の有名人がこの花を愛でたことがあるのかないのか想像できるからだ。
世の花の辞典は生物学的特長に多くの記述が割かれていて、花の名前の由来、文学的な扱われ方に言及しているものは少なかった。その意味ではこの本は「文系の花辞典」といえるのかもしれない。ただし、辞典としては花の種類が若干すくない。現在も朝日新聞紙上で連載がされているのも肯けることではある。