日々あんだら
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2013年04月14日(日) 大山




丹沢の大山に登って来た。
…って、おい、体調微妙やから大阪行きキャンセルしたんちゃうんかい、と思ったあなた。
その通りです。

ただ、なにが一番ネックやったかというと、新幹線の移動やねん。
ここ2〜3年、新幹線での疲れが以前よりかなり大きくなった。(老いたな)
その移動がなく、ハイキング程度に軽く登るだけならいけるんちゃうかと。

それともう一つ。
今のこの微妙な体調が、肉体的な原因なのか、精神的ストレスが原因なのか、これまた微妙なのだ。
もし、精神的ストレスが原因なのだとしたら、山に入った方が絶対効果的。

ということで、大山。
標高は1252m。
昔から信仰の山として栄え、雨乞いに効果があるらしく別名・雨降山。
じゅんちゃんが昔登ってきつかった、と言っていたので体調が微妙な人間が登る山ではない。

しかし。

この山にはケーブルカーがある。
それを利用すれば、山頂までは1時間半かからない。
ハイキングだ。(笑)

ということでケーブルカーを降りた8百何十mから登り始める。
が、意外ときつい。
いや、ぶっちゃけ鍋割山のラスト1時間分くらいのきつさはある。
それが延々続く。途中で平たんな部分がほとんどない。

…これ、きついわ。

と思いつつ、コースタイムを上回る、1時間10分で到着。


そして、今日の目的はもう一つ。
そう、山飯である。

メスティン山デビュー。
別容器に水に浸して持って来た生米を移して炊き始める。
おかずは「豚肉とたっぷり野菜の白ワイン蒸し」である。
それに生味噌タイプの即席みそ汁が付く。今日はしじみである。
で、1時間くらいかけて完成。


完全に定食。(笑)

今日は風がめちゃくちゃ強かったので風よけを使ったんだが、それでもきつかった。
固形燃料で炊いてたご飯、固形燃料の燃焼が非常に弱く燃え尽きるまで時間はかかった。
こんなので炊けてるのか不安やったんやけど、案外きちんと炊けてた。
早く燃え尽きようが、ゆっくり燃え尽きようが、固形燃料1個の熱量は変わらないわけで、
それがいつもの量の米にいつも通り伝わったのなら炊けるのが道理。
そういうことか?

ただ、蒸らしの10分間で冷めてしまっていた。
一応タオルでくるんでたんやけど…あの程度じゃダメなのか?

白ワイン蒸しの方は周囲に白ワインの匂いを10分間にわたってまき散らしてしまった。
部屋で作った時には気にならなかったけど、周りに人がいると気になる。^^;

やっぱり、部屋で作るのと山で作るのは別もの。
山で作って初めてわかることもいっぱいある。

ま、美味しかったんやけどね。^^





ただ、もう大山には行かないと思う。
人が多すぎる。
山頂がいくつもの段差で分断されていて、開放感がない。
そして、人が多すぎるせいか、マナーやルールがわかっていない登山客が多すぎる。

すれ違っても挨拶をしない。挨拶したらやっと小さい声で返すくらい。
後ろから早い人間が来ていても道を譲らない。
登りの人間を押しのけるように上から下りてくる。(山道では登り優先です)
柵の外に鹿が来たのに興奮して、座っている僕の頭越しに友達と大声で話をする。(叫ぶ)
自分のごみが風で飛ばされても眺めてるだけで拾いに行かない。
他人のごみが自分の目の前に飛んできても拾おうとしない。
仕方がないので少し離れたところにいた僕が拾って元の人のところに届けたら、
にっこり笑って「ありがとうございますー」。


お前が自分で拾え!オバハン!!!
(心の叫び)

ケーブルカーがあって、誰でも来やすい(ように見える)山だからだろうか、とも思ったけど、
もっと来やすくて色んな人が集まる高尾山でももうちょっとマナーはできていたように思う。


極めつけはボーイスカウトがやたらと多いこと。何組いたんだろ?
ボーイスカウト自体はええんやけど。
ある休憩スペースから登るのを再開しようとした時に、同じタイミングでボーイスカウトの一団も動き出したので、
子供たちを押しのけて登るのも大人げないし、登山道の入り口で道を譲って通してあげた。
すると、10人くらいの子供たちは誰一人「ありがとうございます」も言わずに登って行く。
挙句、最後尾に2人ついていた大人たちも何も言わずに通り過ぎた。
明らかに、そこで待っているのがわかるような状況だったのに、だ。

別に礼を言われなかったから頭に来ているわけではない。
挨拶とかお礼とか、そういう最低限のマナーも教えずに、なにがボーイスカウトや!!
そんな大人たちに預けられる子供たちがかわいそうやし、無意味どころか有害。
お前ら、ボーイスカウトとか名乗るな!!!


別に大山が悪いわけではないんです。
そこに集う人たちのイメージが非常に悪かったんです。
せっかくの休みに、リフレッシュしたくて山に来てるのに、なんでイライラして気分悪くならなあかんねん、って話。
もちろん、今日がたまたまそういう人たちが多かっただけ、という可能性もあるしそっちの方が高いんだけど、
第一印象がそれだともう行く気がしなくなるよね。

なので、少なくとも自分から進んで大山に行くことはもうないと思います。
ホンマ残念やわ。。。


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