日々あんだら
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2013年04月04日(木) |
進化型エスプレッソメーカー |
愛用の直火式エスプレッソメーカー。 エスプレッソはそんなに好きちゃうかったんやけど、お店で出されるマシンで淹れたのと比べるともう少し優しい味になる。 これを使い始めて、時々無性にエスプレッソが飲みたくなるようになった。 ということでアウトドア用に買ったんだけど、気に入って自宅でも使っている。
メジャーなビアレッティとかだとアルミ製らしいけど、これはパール金属のでステンレス製。 ちょっと重いけど、金属として安定しているし、過酷な状況もありうるアウトドア用としてはいいと思う。 使い込んで行く内に、下部の水を入れる部分が熱で変色して来てしまった。(笑) でも、これがまた味があっていい、と個人的には思っている。
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さて、異動してまだ本格的に仕事を引き継いでいないこともあって結構暇だったりするので、 仕事中にステンレスについて調べものをしていた。(ちゃんと仕事で使う知識ですよ) そうしたらこんな記述が。
「オーステナイト系ステンレス(非磁性体)は加工を繰り返すことで、マルテンサイト化し磁性を帯びることがある」
ほほぅ。 オーステナイト系というのは、まあ一般的に使われるSUS304などの18%Cr-8%Niのステンレス鋼のこと。 もちろん、ウチのエスプレッソメーカーもそれ。(磁石がくっつかないのは確認済み)
で、ここで言う「加工」というのは、恐らく熱加工のことを指すんだと思う。 冷間での曲げや切断を繰り返したところで、組織が変質するとは思えない。
ということは、である。 もしかして、ウチのエスプレッソメーカーの焼き色が着いた部分、あそこはマルテンサイト化してるんじゃないだろうか? これは、帰ったら試してみなくてはなるまい。。。
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ということで、帰宅して試してみました。
磁石、くっついたーーー!!(笑) 試しに上部にもくっつけようとしてみたけど、やっぱりくっつかなかった。 直接火にかける下部だけが、マルテンサイト化したと思われます。 なんかちょっと、理科の実験みたいで楽しいやんかこれ。(笑)
ちなみに、金属としてはオーステナイト系の方が安定している(多分)けど、マルテンサイト系にも利点が一つ。 磁性を帯びている、ということはIHヒーターにも使えるってこと! そういや以前、ホテルのIHヒーターでエスプレッソ淹れたことがあったわ。 あの時もきちんとお湯が沸いたしなー。(笑)
ということで、使い込むことで味が出て、進化したエスプレッソメーカー。 ますます愛着が湧いて来たのでした。^^
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