日々あんだら
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2013年01月31日(木) |
GUATEMALA CASI CIELO |
スタバの冬季限定コーヒーで、グァテマラ・カシ・シエロ、という豆がある。 何年か前、20代の頃だったから、もしかしたら10年くらい前に何気なくオーダーして、一口飲んで好きになってしまった。 コクがあるのにさっぱりしていて、香りが良い。 簡単に言うとそんな感じ。 それまで飲んだことがなかったグァテマラのコーヒーを、その日から好きになるくらい好みの味だった。
普段、スタバはあんまり行かないんだけど、冬になると時々思い出してこれを飲みに行ったりする。 まあ、いつもいつも思い出すわけではなくて、1回も飲まなかった年もあるし、 出てる日と出てない日があるので、行っても飲めないこともあるんだけど。
まあ、そんなわけで、今朝通勤中に「そういや今、冬やん」と思い出して、昼休みに近所のスタバで豆買ってきました。 そう言えば、今まで豆で買ったことがなかったな、なんでやろ?と思いながらレジに持ってって、 会計金額を聞いた瞬間に納得しました。
「1900円になります」
高っ!! 250g1900円、高っ!! 普段買ってる豆が200gで640円とか680円とか。たまに贅沢して800円やぞ。 カシ・シエロ、高っ!!! でも飲みたい!買う!! (ていうか、いい大人が1900円くらいでびびってレジから引き返せるか!笑)
で、家に帰ってさっそく淹れてみた。 コーヒーケトルでお湯を沸かす。 沸いたところで火を止めて、2杯半分の豆をコーヒーミルに入れ、細挽きと粗挽きの中間くらいに挽く。 マグカップにお湯を注いで温める。 ポットの上のドリッパーにフィルターをセットして挽いた豆を入れ、ゆすって平らにする。 最初はできるだけ細いお湯で表面全体が濡れるくらい注ぐ。数十秒待つ。 下にポタポタ落ち始めたところで2回目注ぐ。 お湯の表面に灰汁が浮いてくるので、それが落ちないようにお湯が落ち切る前に3回目、4回目と少しずつ注ぐ。 2杯半くらいのコーヒーがポットに落ちたところで、お湯が残っててもドリッパーを外す。 お湯を捨て、温かいマグカップにコーヒーを注ぐ。 ここまで、お湯が沸いてから6〜7分くらい。 夜、こうやってコーヒーを淹れる、その静かな時間がすでに贅沢だ。
そうやって、好きな豆で丁寧に淹れたコーヒーを静かにすする。
ズズッ。
…まずっ。。。
ズズッ。
…やっぱまずっ。。。
なんていうか、コーヒー豆の嫌なところが全部抽出されたような味だ。 一言で言うと、エグい。 なにこれ、カシ・シエロのあの上品なコクと香りはどこに行った? いや、旨みもきっと出てるんやろうけど、エグみに全部飲み込まれとる。 はっきり言って、普段の600円台のコーヒーと全然変わらん。|Д`)
全然違う豆を使っても、同じ味に淹れられるというのはある意味才能かもしれん、と思いつつ、 そんな才能いらーーーーん!!!!!(笑) 少なくとも明確にわかったことは、今のおれに高い豆でのハンドドリップはもったいないということ。 明日はエスプレッソにして飲もうと思います。^^;
こういうのって、毎日丁寧に淹れてたら、ある日ふと気付くと美味しくなってたりとかするんだろうか。 それとも、何かが決定的に間違ってて、それを直さない限り延々不味いコーヒーを飲む羽目になるんだろうか。 とりあえず今はっきりと「何か違う」とわかっているのは、最初にお湯を注いで蒸らしても、豆が全く膨らまないことです。 コーヒー本とかで淹れ方の説明を読んでて、「数十秒待つと表面が膨らみます」みたいな写真が載ってるんやけど、 そんなん見たことない!どこの星の豆の話やそれ!!って思う。(笑)
コーヒーマイスターへの道は長くて険しいのです。^^;
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