日々あんだら
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先週、nanaさん一家と遊んだ時に、この鍋をプレゼントしてもらった。 ジェットボイル専用鍋である。超美品である。使用された痕跡が僕にはわからない。(笑) (ジェットボイル本体もnanaさんからもらったもの。僕の山飯はnanaさん一家に支えられています。^^;)
ジェットボイル付属のクッカーと同様に、底面にこういうギザギザがある。 これが熱を効果的に吸収し、驚異の熱効率を誇っているのである。 僕のジェットボイルのクッカーの容量は0.8L。これは1.5L。 これだけあったらみんなで登った時にちょっと手のこんだ料理でも作れるってもんである。
では、試してみよう。と思った。 こないだ鋸山でmemeさん夫妻が作ってくれたトマト煮込みが美味かったので、ちょっとアレンジを加えてみる。
材料はコチラ。 豚バラブロックではなく、冷凍庫に眠っていたベーコンのブロックにした。 しめじ以外の野菜は、100円ローソンに売ってた詰め合わせのやつ。 キャベツ・ニンジン・タマネギなどが一袋に詰められていて便利。 (100円ローソンの品ぞろえは、結構アウトドア向きだったりする。缶詰やフリーズドライが充実してるし)
まずはベランダにジェットボイルを置き、クッカーではなく五徳をセットする。
そこに鍋を置く。 大きさがアンバランスに見えるが、鍋底面のギザギザの内側に五徳がぴったりはまるサイズで意外と安定している。 さすが専用。^^
そこにカットトマト(2缶)、白ワイン(フィルムケース2つ分)、塩・コショウ少々、鷹の爪1本を投入し、 材料をドサドサっと一気に入れる。火の通りにくい順番に、とか山飯で気にしてられるか! しかし、たったそれだけの作業の間にすでに泡がぐつぐつと立ち始めていた。 やはりジェットボイル。熱効率ハンパない!!!
で、しばらく火加減を調節し、底が焦げ付かないようスプーンでかき混ぜながら煮込む。 ジェットボイルで料理をする上で、一番難しいのがこの火加減である。熱効率が良すぎるのだ。^^;
で、しばらく経って完成。 仕上げにとろけるチーズたっぷり、オリーブハーブ塩少々、粉末バジルをたっぷりかける。 そしていただきます!!
…ふむ。
今日の反省点。 ・ベーコンは軽く炙ってから入れた方がきっと旨い。 ・白ワインは半分でいい。逆に鷹の爪は2本にしよう。 ・ベーコンだとダシが出ない?今度は固形コンソメを入れてみる。 ・材料はもっとたっぷり入れた方がいい。(野菜は半分未満しか使わなかった) ・ハーブ塩とバジルは鍋に入れるのではなく、器に取ってから入れた方が香りが飛ばない気がする。
まあ、正直味はイマイチだった。ダシだな。ダシが出てなくて旨みが足りない。^^; これは要改良やな。
さて、次のステップ。 具を全部食べた後のトマトソースである。 (もっと美味しくできたとして)残すのはもったいない。 そしてそれ以前に、山では食べ残しを捨てることができない。有効利用しないといけないのである。
そこでパスタを茹でる。 意味もなく吊っているのは、こないだ吊り下げるキットを買ってしまったからである。(笑) まあ、下がぐちゃぐちゃだったり、水平が確保できなかったり、雪面で熱が奪われて気化できなかったり、 と使用する場面はたくさんありそうなので、持ってて無駄にはならないんだろうけど。
これがまた、専用とは言え、想像以上の安定っぷりなのだ。 金属の棒3本でジェットボイルのバーナー部分を支えてるんだけど、固定しているピンを抜かない限り、 手で外そうと思っても外れないくらいがっちりホールドしている。 下のガスカセットも、上のクッカーもがっちり固定されているので、吊っててもホント安心。
ただし、やっぱり火加減が難しくて噴きこぼれると、下は惨事となる。 もちろん、今日もそうなった。 自慢ではないが、ジェットボイルで麺をゆでて、噴きこぼれなかったことはないのである。(笑)
そして残ったソースにパスタ投入!粉チーズとバジル、大量投入! これは(ソースのパンチの弱さの割には)なかなか美味しかった。
ちなみにパスタはサラダ用のやつである。 ・普通のパスタより短くて、持ち運びしやすい。 ・普通のパスタの1/3くらいのゆで時間でできあがる。 どちらも、山に持って行くには重要なポイントだ。ゆで時間が短いと燃料の節約になるしね。
さて、これでソースは片付いたわけだが、問題はまだ残っている。そう、パスタのゆで汁である。 小麦粉と塩が溶け込んだお湯。そんなものを山で捨てるわけにはいかない。 そこで…
チャラララッタタ〜〜〜! 粉末のポテトポタージュを溶かしてスープのできあがり〜!! サラスパは、普通のパスタよりもゆで汁への塩は少な目でいいので、スープの味も壊さない。 素晴らしい。素晴らしいリサイクルの輪だ。(自画自賛) まあ、分量的に1人では多すぎる量なので、もちろん最後は捨てたんだけど、3人くらいで登ったらちょうどいい量だと思う。
そして仕上げにはもちろん粉末バジル。バジルの登場率は非常に高い。(笑)
<反省点> ・小麦粉が溶け込んだ水は吹きこぼれるので、普通の水と同じ感覚で沸かさないこと。(←大惨事になった。。) ・スープまではいらんということなら、パスタの代わりに冷ご飯でリゾットにする手もある。
さて、ここまで来ると楽しくて楽しくてもうたまらんのである。(トラブルも含めて)
食後のコーヒーまでジェットボイル+エスプレッソメーカーで淹れてしまった。^^; これも、山に持ってって使える組み合わせ。まだ持ってったことはないけど。(笑)
そんな、一人で山飯のリハーサルをして楽しんだ優雅な1日なのでした。 今度3人で筑波山に登る予定なので、そこで強制的にこのフルコースを食べてもらおうと思います。(笑)
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