日々あんだら
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2012年12月30日(日) 異空間開拓


食後の優雅なお茶。(笑)


今日は、momoさん、めいちゃん、おれの同い年トリオで、古民家カフェギャラリーに行ってきた。
めいちゃんが見つけて予約してくれたお店。囲炉裏があるらしい。

まずは高松駅で待ち合わせ。
momoさんとめいちゃんは初顔合わせだ。
おれがお互いを紹介する。

「こちらめいちゃん」
「初めましてー」
「こちらmomoさん。すぐわかると思うけど変人」
「そんな紹介ないだろ!」
「大丈夫。めいちゃんもたいがい変人やから」
「ちょっと変な先入観を植え付けんといてや!」
ん?誤解を招くようなことは一言も言ってませんが?(笑)
なんかおれの周りって変な人が集まって来るんよねぇ。おれはまともなのに。

momoさんの車に乗り込んで、まず向かうはスーパーマーケット。
これだけ買い込んだ。



まるで「今から友達の家で鍋パーティーなんですぅ♪」みたいな光景。
念のためもう一回言うけど、我々が向かうのは古民家カフェギャラリーである。

実はそのお店、メニューにあるのはコーヒーと紅茶のみ。
あとは好きなもの持ってきて囲炉裏で焼いて食べてください、って言われたらしい。
なにその謎のシステム?でもテンション上がる!!(笑)

そしてケーキ屋さんでケーキも購入。
お店のご主人へのお土産に一個多目に。

目的地のカフェへのナビゲーションは、めいちゃんが電話で聞いた道案内が全てだ。
「学校を過ぎて次の交差点を左に曲がってしばらく山道を行った先にポツンと一軒だけ建っている、まさかカフェとは思わないような古民家」
って、それだけか!!(笑)
そんなんでたどり着けるんか?と疑問に思いつつも言われた通りに進む。
と、一軒だけポツンと建っている古民家を発見。
あれかーーー!!(笑)

それでした。(笑)
「ぎゃらりー喫茶 楓林」
門構えからただ者ではない雰囲気。
看板の「恐妻日 火曜日」のセンス。
否が応にも3人のテンションは更に上がる。(笑)


そこは想像していた以上の古民家だった。
大きな梁。50人くらいは楽勝で入れそうな土間と座敷。
でっかい囲炉裏が2つもある。
69歳の元船乗りの店主がいる。
看板とか絵とか木製の家具とか食器とか、船乗りの趣味レベルでは決してない作品が並べられている。
店主の息子さん一家が帰省してきていて、5歳の双子の男の子たちが走り回っている。
そのご一家も一緒に囲炉裏を囲んで、一家団欒にお邪魔した気分。
その囲炉裏で牡蠣や海老や芋や肉やエリンギを焼いて食う。
シチュエーションも込みでめちゃ旨い。めちゃ楽しい!
子供たちの武器(おもちゃ)やポケモン図鑑の説明を、意外とmomoさんがふんふんと頷きながらにこやかに聞いている。(笑)
momoさん、牡蠣は36年生きてきて初めて食べる。
「一口食べてみてダメやったら残すから」「そしたら残りはおれが食うわ」って事前に言うてたのに、
大きめの身を一口で全部口に入れてしまう。
2~3口噛んで、あ、動きが止まった。でもそこから吐き出されても、さすがにおれも食われへん。^^;
「がんばれ」小声で励ますと、momoさん、頑張って飲み込んだ。
「…濃厚な味やね」一番無難な感想キタ。(笑)
マシュマロやエイヒレは焼いて子供たちにもお裾分け。
2人とも美味しい美味しいって食べてたけど、1人がエイヒレに禁断の七味マヨをつけてしまい、悶絶する。^^;
(このあと、1人が振り回した棒か何かがもう1人の眼に当たってしまってだいごうきゅうで病院に行ったんだけど大丈夫だったかな…)

最後にコーヒーと紅茶をいただきながら店主のお話を聞いたり、作品を見せてもらったり。
おれとmomoさんがG(黒くてテカテカしてセカセカ動くアイツ)の話で20分くらい盛り上がって呆れられたり。
店主の「僕らは借金したり時計を質に入れてもお金を作ってデートでは奢ってたもんだ」という言葉にちょっと肩身が狭くなったり。
(基本、会社の後輩と口説く相手にしか奢りませんがなにか?)

散々囲炉裏を使わせてもらって、4時間も長居して、代金はお茶代だけの1人450円だったんですけど、いいんですかコレ?
「いや、こんなところで儲けを出そうと思ってませんから。若いあなたたちには悪いけど、年金ももらってるしね」
いや、全然悪くないです!


香川にも、まだまだ魅力的なお店がたくさんあるなぁ。これからも開拓して行こう。
今日行ったお店は、これまた店主手作りの露天風呂もある。
近所の山に登って、降りて風呂入って、コーヒーで一休みして帰る、とか最高やな。
次の休みにはそうしよう。^^


ちなみに、最後に割り勘にする時、食材の代金だけ割り勘にして、喫茶分はそこに入れなかったのは、きっと店主の言葉が刺さってたせいで、
決してめいちゃんやmomoさんを口説こうと思ってるわけではありません。(笑)


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