日々あんだら
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2012年05月16日(水) 人間関係




hideって友達が多いね、とよく言われる。
まあそうだなぁ、と自分でも思う。
いろんなところに出かけて行くし、知らない人の輪の中に入っていくのもそんなに苦にならないし、
初めましての人と打ち解けるのも早い。(その分、図々しいのでそれが苦手な人には嫌われる)
なので、少なくとも友達だと僕が思っている人はたくさんいる。
もし、向こうからも僕のことを友達だと思っていてくれるならありがたいことだ。

でも、どんな人とも、その人間関係が壊れないものだとは思っていない。
人間関係に絶対はない。
気を抜いたらすぐに消えて無くなる。
自分がどうしようもない部分でも、簡単に壊れてしまう。

だから、人間関係を大切するのだ。
大切なものでも、「壊れない」って思ったら、扱いが雑になるでしょう?
すぐに壊れてしまう脆いものだったら、丁寧に扱うはずだ。
一生モノだと思ったら、本当に大切にするよね。
それと同じ。
そして、それでも壊れてしまったら、どうやっても直らないとわかったら、もうそれは諦めるしかない。

僕は、10年くらい前からそうやって生きているような気がする。
壊れてしまうまでは必死につなぎとめようとする。
でも、壊れてしまった途端にすっぱり切り替えられるようになった。
誰からも言われたことはないけど、そういう面ではドライなのかもしれないと思う。



小学生の頃に読んだ一休禅師(一休さんのモデルの人ね)の伝記に、禅師がそう悟りを開いたと書いてあった。
高校生の頃に読んだマスターキートンにもそういうことが書いてあった。
それらを読んだ時にはまったくピンと来なかったそのことを、26歳の夏の夕暮れに突然実感した。
いつの間にか自分が変わっていた、という経験はよくあるけど、
あの日あの瞬間に自分が変わった、と言えるのはその時だけだ。
多分それはいいことだったのだと思う。


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