日々あんだら
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2010年07月22日(木) |
世界はこんなにも美しいのに、優しくはなかった。(後編) |
ということで、2日目。(の日記を今頃。笑)
朝起きて、ご飯を食べた後、1人で付近を散歩する。 今日も良い天気なのだ! 知らない街の路地を、カメラ持ってうろうろするのが好きなのだ!!(不審者)
前日、「10時に迎えに行く」言うてたmomoさんだったけど、10分遅れで到着。 「起きたら9時半やった!」て。(笑) 十分以上に合格点の到着です。^^;
…その前に寝坊しとるけどな。(笑)
この日はmomoさんの個展、には目もくれず、さぬきうどん巡りするぜ! ということでわが故郷香川へ向かってスタート。
そして車の中で始まる恋バナ。(笑) 僕とmomoさんの恋バナ。 momoさんの浴衣姿くらい意外な展開。(笑) そして意外なことに、僕とmomoさんの意外な共通点が発覚する。 恋人と口論になったらどうなるか、って話になった時、
「私、どんどん論理的になる」 「あ、おれも。(笑)」 「向こうが興奮すればするほど、言ってることに矛盾が出てくるやん」 「で、それを指摘せずにはいられないんよなー」 「そうそう。『これがこうやから、あなたの言ってることはおかしいやん』って冷静に言えば言うほど、相手が怒る。(笑)」 「あぁ、おれはそれに加えて自分も感情的になるから、筋道立った論理をまくし立てるらしい」 「一番タチ悪いな。(笑)」
ほっとけ。
「momoさんさー、『正しすぎて痛い』とかって言われたことない?(笑)」 「『正しすぎて重い』って言われた!!(爆笑)」 そんな台詞までかぶらなくていい。^^;
「別れる時に彼氏に冗談っぽくやけど。」 「…あ、おれは彼女に泣きながら言われた。。。」 「あはははははは!!!!」 いやー、あの台詞はおれも痛かったんやって。 いまだにトラウマです。。。(おれが悪いんやけど)
「おれらって、もし付き合ったら絶対ぶつかり合ってすぐに破局よな」 「前にもそんな結論にならんかったっけ?」 「なった気がする。(笑)」 「友達だとちょうどええんやけどな。おもしろいし。(笑)」 今がベストポジション。(笑)
そんな会話を繰り広げながら、第一の目的地、『山内』に近づく。 ここには昔、高校の同級生連中と1回だけ来たことがある。夕方やったけどおいしかったなー。 適時(お昼くらい)に食べたらどんなんやろう…ワクワク… …って思ってたら。 ええっ!? 「本日終了」って書いてる?「終了」って? まだ11時半やぞーーーー!!!
恐るべしさぬきうどんブーム。 正午前に玉が売り切れるってどういうことやねん!! ちょっとこのブーム、進んでる方向がおかしくないか!?
と、文句を言ったところで始まらないのでUターン。 次なる目的地『池上』へ向かう。 多分、さぬきのうどん屋で一番有名な店主、るみばーちゃんがやってるお店だ。 実はおれ、まだ一度も行ったことがない。 ばーちゃんが元気な内に行っとかねば!!
momo号に常備?されている「さぬきうどん全店制覇2004年版」と、 昔行ったことのあるmomoさんの記憶を頼りに池上へ向かう。 近くの駐車場に車を停めてお店の方へ。 でもおかしい。さっきの山内と真逆。 人の気配が全くしない。 さぬき屈指の人気店、池上の正午とは思えない静けさ。
その辺りをウロウロした2人はある一つの結論を下す。 「お店、なくなってる」
うわー、どうしたんやろ!? 「ばあちゃんがあの歳で店を移すとは考えられんよなぁ」とmomoさん。 「…死んだか」と結論を下すmomoさん。 「…いや、体調崩したとか」ギリギリ穏当なところに落ち着けようとする僕。(人柄の差が出るね)
とりあえずmomo号で出発しながら、からっぽの胃を落ち着かせるために、 さっきパン屋で大量に買いだめしてきたベーコンエピをかじる。 まあ、おいしいし、今日のお昼はこれでもいいやー。 って思いながら、携帯で【池上 うどん】で検索。 そうしたら。
「あ」 「どうしたん?」 「『池上、移転』って書いてある」 「マジでーーーーー!?じゃあそっちに向かおう」 「とりあえず、2010年版買おうや」 「そうやねー。^^;」 「その前に、ばーちゃんに謝っとこ」
勝手に縁起の悪い想像して、すんませんでした!!!m(_ _)m
新しいお店は香川一中の近くだった。 ちょっと小高い丘の上に建っていて、僕らの頃はどのスポーツもそこそこ以上に強かった。 そのため、他の中学の選手たちからは、「いつも坂を走り回ってるから足腰が強い」とか 「自然と高地トレーニングになるから心肺機能が鍛えられる」とか言われていた中学。 (野球部だけで言われてるのかと思ってたら、サッカー部とか陸上部でも言われてたらしい。笑)
あ、話が脇にそれた。
携帯のちっこい地図を頼りに辿り着いた新しい池上では…
「うわっ、駐車場、広っ!!」 「うわー、めっちゃ並んでるやん…」 「ガードマンがいる!!駐車場整理してる!!」 いや、人気店やしいてもおかしくないんですけど、イメージ的に何が違和感かというと、 「あのばーちゃんが、このガードマンたちを雇ってるんやんな…」 そういうことである。^^;
九州から中部地方までの多彩なナンバーの車が並ぶなか、行列に並ぶ2人。 どちらも行列嫌いなんだけど、さぬきうどんのお店はなんとて回転が早い。 これくらいなら、15分か20分やなぁって思ってたら、それよりも早くお店の前まで進めた。
看板を見て驚く。 高っ!!
いや、1玉150円って言うたらさぬきでは標準的やし、他県の人から見たら激安なんやろうけど、 なんせ池上、昔は1玉70円だったのだ。(笑) 駐車場の土地代とか、ガードマン代が上乗せされてるんやろうなぁ…^^;
さて、注文する直前になって僕は悩んだ。 熱いうどんにするか、冷たいうどんにするか、である。 これは冗談ではない。 うどんは熱いのと冷たいのとで、腰が全然変わってしまうのだ。 熱い方がちょうどいい腰のうどんは、冷たくすると硬すぎる。 冷たい方がちょうどいいうどんは、熱くするとフニャフニャになってしまう。 初めてくるお店なので、どっちに向いてるかわからないのでだ!! (もちろん、ほとんどのうどん屋さんのうどんはどちらもある程度以上おいしくて、 その上でどっちに向いてるか、ってレベルなんだけど。) (でも、『おか泉』は絶対冷たい方。冷たいうどんは今まで食べた中で1・2を争うくらいおいしかったけど 熱い方はめっちゃ不味かった。あんなにギリギリのバランスを保ってるうどんは他に会ったことがない)
…と迷った挙句、僕の下した結論はコチラ。 両方1玉ずつ食べる。(笑) 熱い方は女性的な優しい腰の麺だったけど、そこに1本芯の入った冷たい方が個人的には好きかな。
ちなみにこっちはmomoさんが頼んだ釜玉。 おれ、釜揚げも生卵もダメなので、釜玉って食べたことないんよね。。。^^;
念願のるみばーちゃんとも会えました。 めっちゃ記念撮影慣れしてはった。(笑)
すっかり満足した僕らは、飛行機までまだ時間があったので徳島方面へドライブ。 気持ちのいい夏空!! でもやっぱり冬生まれのmomoさんは「暑い」「夏嫌い」とブツブツ文句を言っている。(笑)
途中で、川の中を車が渡るポイントを見つけて(TVにも出てたらしい)引き返す。 そして次の車が来るまで10分くらい待機。 もちろんmomoさんは車の中で待機。(笑) やっと撮れたーーー!!ヽ(´▽`)/
満足しながら車に戻ったら、ツイッターを除いてたmomoさんが、 「kazuさんのツイッター見てたら『ドライブ中』って貼られてる写真がこの辺りっぽい」と言い出した。 「電話してみたら?」
それ、おもろいなーと思って携帯を取り出す。 kazuさんは言わずと知れた徳島のハイテンション・ハイパワーかーちゃん。 僕は写真を初めてすぐくらいからお付き合いさせてもらっている。 momoさんとkazuさんは面識はないけどツイッターで繋がっていて、 この2日後くらいにmomoさんの個展を見に来る予定だった。 先にサプライズ襲撃だ!!(笑)
電話をかけたらすぐにkazuさんが出た。 「今いいですか?」 「ちょっとだけならええよ」 「今どこですか?」 「阿波紙会館」 横でmomoさんが「近い近い」と呟く。
「え?hide坊、今どこにおるん?」 「脇町の辺りです」 「あらー、帰ってきとん?」 さすがkazuさん、今さら僕が突然近くにいても驚きやしない。(笑)
「別に帰ってきとるわけじゃないんですけどねー。今からちょっと行きますわ」 「ええけど、隣に誰かおるん?声が聞こえたけど」 「ナイショ♪」 「誰?akaneちん?」 「違いますよー。ナイショです。(笑)」
そこから10分くらいのところだった。(笑)
2度目の阿波紙ファクトリー。 そういや1回目はまさしくakaneさんに連れてきてもらったんだった。(笑) 2Fに上がると、奥の部屋でワークショップに参加してたkazuさんが僕を見つけて出てきてくれた。 「ひさしぶりやん」 「どもー」 「あちらの方は?」 「kazuさん、明後日くらいに誰かの展示を見に行きません?」 「…ああっ!!!」
やっと驚いてくれた。サプライズ成功。(笑)
「そうなんやー!hide坊の日記見ながら、これはあのmomoさんかなぁ…って悩んどったんよ」 「そのmomoさんです。(笑)」
華麗にサプライズを決め、満足した僕らなのでした。(笑) (てか、ワークショップの邪魔してごめんなさい。^^;)
満足感と、阿波紙製の扇子をお土産に阿波紙ファクトリーを後にした僕らは、 そろそろ良い時間なので空港に向かう。 その前にちょっと時間あるねー、と池上の向かいに見つけていたカフェでお茶をすることに。
さっきからずっと飲みたいモードだったクリームソーダを注文してご満悦なmomoさんを撮りまくる僕。 そして捉えた奇跡の1枚。 うわー、ちょっとどうしたん、これ。めっちゃガーリーやん!! 全然魔女っぽくない!!(笑) momoさんにも見せたら喜ばれて「これ、日記に貼っといて!」と指令を受けました。 (はーい、貼りましたよー)
そんな、女の子らしいところを垣間見せた次の瞬間、ガラスの外にあるものを見つけて、 momoさんのボルテージはさらに跳ね上がったのでした。 「うわっ!!見て見て!カマキリ!!かわいい!!!」 大興奮で(カメラを持ってないので)携帯で撮りまくるmomoさん。 前言撤回。 全然ガーリーじゃない。(笑)
*
そんな感じの2日間。 …こんなくくりでいいですか?(笑)
ホント、いい展示を見れて刺激をもらえたし、momoさんと僕との変な共通点は見つかったし、 池上のるみばーちゃんにも会えたし(笑)、いい旅でした。 また遊ぼうぜっ!!ヽ(´▽`)/
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