DiaryINDEX｜past｜will
| 2009年11月04日(水) | ｢RISE UP｣×盲人写真展 |
今日、仕事が早く終わったので、帰りにモノグラムへ行ってきた。
2階のギャラリーでは今、映画｢RISE UP｣の公開に先立って、目の見えない人たちの写真展を開催中なのだ。
もうね、びっくりしたよ。
目の見えない人の撮る写真やから、構図はバラバラなんやろうな、とか、
構図がきちんとしてる人のは、誰かに声で指示をもらいながら撮ったんやろうな、とか思ってたんやけど、
それぞれの写真についたキャプションを見てびっくりした。
彼らは、声や、音や、風の動きや、肌に射す日の光の暖かさで、被写体の方向や距離を感じ、
自分が撮りたいものをしっかり撮っているのだ。
例えばヘリコプターとか飛行機とか、動いているものもちゃんと構図のど真ん中に捉えられている。
どの写真も、彼(彼女)たちが何を撮りたかったのかがストレートに伝わってくる写真で、
目が見えている自分の写真が恥ずかしくなるほどだった。
人間ってすごい。
視覚を失っても、他の四感を総動員して、自分の周りの世界を｢見る｣ことができる。
それを気付かせてくれた写真展でした。
＊
写真展は11/15(日)までの木〜日曜日。11:00〜20:00。
東急東横線学芸大駅の｢モノグラム｣2Fのギャラリーで開催されています。
