日々あんだら
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2009年08月21日(金) ★大人のキャンプ★ 〜第5章〜 馬鹿・イズ・フォーエバー

第4章までかかって、まだ1日目しか終わってないことに愕然とする僕。
このHPを初めて6年半(やっけ?)、間違いなく過去最大の日記です。
書く方としてはすでに苦行…(あ、読む方もですよね。^^;)

絶対今日で終わらせてやる!!

第1章 →
第2章 →
第3章 →
第4章 →



前日、早起きして寝不足だったわ、火を起こしまくったわ、はしゃぎ過ぎたわ(←これが一番)で、
泥のように眠りについた僕。
しかし、その安眠は早朝に破られるのであった。

「グガー、グガー、ングッ……(数秒間沈黙)…グガー、グガー、グガー…」

以下繰り返される無限ループ。
うるさいわ、その沈黙が気になるわで眠れんわ!!
そう、それは大部屋で寝ることになった時の二番目の心配点、歩く音響兵器・石川さんのいびきなのだった。
(一番目はナイショ♪)

枕元に置いた時計を見てみると、まだ5時半である。
ええー、あと1時間半は寝たい。。。

そこから20分くらい、二度寝すべく必死の努力を続けてたんやけど、どうしても眠れない。
だって音響兵器がずっと攻撃してくるんやもん。(笑)
(こう見えて明るいところとうるさいところでは眠れない、デリケートな体質なのだ)
(ただし、会議室は除く。笑)

仕方ないので起きることにする。
起き上がると、僕の足元側に寝ている石川さんとミーさんの寝相が目に入った。

ミーさん、なんて男らしい寝相やねん!!
石川さん、微妙にかわいい寝相でキモイぞ!!(笑)

他の女の子の寝相は(後が)怖くて撮れないけど、ミーさんやったらシャレで済む。
寝起きの頭でもそれを的確に判断して、FinePixのレンズを向ける。
…こういう時、コンデジって無音やから便利。(笑)
(ちなみにこの写真、後でミーさんに見せたら大ウケでした。ホラね。笑)




















とりあえず荷物だけ持って、静かに、極めて静かにバンガローを出る。
BBQハウス(おれ、このキャンプで一番長く居たのはここだと思う)、ボーっと座っててもやることがない。
とりあえず着替えて顔洗うかー!!

と、ここで問題が。
僕のジーンズは、昨日泳ぐ時に石川号(エスティマ)に放り込んだままなのだ。
そしてそのエスティマでは、後部座席をフルフラットにして、ミヤモトさんが寝ている!
うわー、どうしよ。

でも、甚平で早朝の山の中に座ってるのは、本気で寒いのだ。
意を決してエスティマに近づく。鍵がかかってたらアウトだ。
ボタンを押す。
「ガボっ」という音がして、バックドアが開いた。
そーっと持ち上げる。

その瞬間。

ガバっ!!
とすごい勢いでミヤモトさんが起き上がった。
敵の侵入を察知したスパイみたいな動きやった。(笑)


…起こしてしまってゴメンナサイ。。




ま、起こしちまったら仕方ねぇ。
「おはようございます」(小声)
「…おはよう」
「早朝写真部の時間です」(小声)
「…今何時?」
「6時です。さあ!!」(元気な声)

早朝写真部の部員でありながら、今までの部活動の日はなぜかいつも大阪にいた僕。
(そして大阪開催の日には東京にいたり。笑)
念願の早朝写真部初部活なのだ!!
…部長と2人きりですが。。。^^;

2人でカメラを持って河原に降りる。
昨夜水浴び(という名の修行)をした時に川につけておいたスイカとトマトを見に行くのだ。
どちらも無事に流されてなくて、かついい具合に冷えとる!
くぅ、いい感じ!!ヽ(´▽`)/










「採ったどーーー!!」と叫びださんばかりに浮かれる農家のおっちゃん。









その次の瞬間、手を滑らせる。

「ああーーーーー!!」

早朝の河原に響く悲鳴。











スイカが無残にも割れてしまったのだった。
…こんなスイカ割り、やだ。。。|Д`)

凹みまくるミヤモトさん。
「もういい。切ってまおう」
切り替えの早いミヤモトさん。














こうして、僕の初めての早朝写真部はわずか10分で終了したのだった。。。(T-T)


BBQハウスに戻って包丁でスイカを切る。
ちなみに他の8人は起きてくる気配すらない。
スイカを切り終わったところで、そろそろ起こしに行こう、ってことになった。

バンガローに近づき、とりあえず窓からみんなの様子を覗いて見ることに。
…見事にみんな寝とる。(笑)
「おはようございまーーーーーす」とミヤモトさんが小声で呼びかける。
寝起きドッキリみたいだ。(笑)
そしたら、窓に一番近いところで眠っていたみぃちゃんがガバっと起きた。
あ、スパイがここにもおる。(笑)
そのままもう1回布団に倒れこみ、仰向けのままで長い髪を器用にクルクルっとお団子にする。

…そんな技があるんや。
みぃちゃん、すげぇな。ヽ(´▽`;)/

そして起き上がり、外に出てきた時にはもうすっかり目覚めてる感じだった。
寝覚め良すぎやろ!!女の子ってそんなんやっけ!!?
「いつもギリギリまで寝てて、起きたらすぐ仕事に行ってるんで、寝覚めはいいんですよ」とニッコリ。
さすが女スパイやわー。

おれの中のみぃちゃん株、わけのわからんところでもまだまだ上昇中なのだった。(笑)













BBQハウスでウダウダしてたらケイコさんも起きてきたので、4人でスイカをいただく。
うみゃぁ。
トマトにもかぶりつく。
めっさうみゃぁ。
(何語?)

スイカを食べ終わって、3人がバンガローに戻ってったので、僕は朝ご飯用の火を起こすことに。
かまど番、大活躍!!(自分で言った!)

ところでそこで大きなミスが発覚。
昨夜、炭の入ったダンボール箱をBBQハウスに置きっぱなしにしてたのだ。
屋根と簡単な壁があったから油断してたんだけど、その程度では夜露は防げなかったらしい。
炭が微妙に湿気てる〜〜〜〜!!!
しかも、あの着火しにくい着火剤があと1ブロックしか残ってない!!^^;;;;

…案の定、火付けに失敗。
ふっ、火遊びのhideちゃんもヤキが回ったぜ。

って、一人芝居してても誰も突っ込んでくれへん。^^;
とにかく、みんながやってくるまでに火を起こしていなければ、かまど番の沽券に関わるのである。
ふと見ると、BBQハウスの向こうの端では、少年野球チームのお父さんたちがガンガン火を起こしている。
(向こうは火をつけやすいマキです。マキ。ふん、軟弱ものがっ!!)

「すみません…よかったら火を分けてもらえませんか?」
大きめの炭を2つトングに挟んでお願いに行くhideであった。(←最大級に軟弱もの)

快く分けてもらった火を基に他の炭にも火を着けようとしたんだけど、それもなかなか着火せず。
やっぱりかなり湿気ている。
やばかったなぁ…下手したらもう1回火を分けてもらう羽目になってたところやったもん。

そんな難敵にも勝利を収め、昨夜の残り物のカレー(一晩寝かせたアイツ!!)を温め直してたら、
みんながゾロゾロと起きてきた。
ふぅ、ヤバイところだったぜ。ヽ(´▽`;)/

はいはい、今日のオススメはスイカとトマトだよー!
生産者のおっちゃんが切ってくれたよーーー!!









なにこの写真!
爽やか過ぎるやろ!!
(まぁ、撮った男が爽やか過ぎるからね。笑)















メインはライス無しのカレー。つまりはルーだけ。
でもこれがおいしかったのだ。
みんな「ルーだけでもいい!」って食べてたけど、一口食べたら「おいしい!」ってびっくりしてました。
さすがおれとケイコさんの共同作業。(笑)

そして昨日の残りを網で焼く。
ウインナー、サイコロステーキ、ホルモン!(△△マートで買ってきたやつ。笑)
さらにキムチ!!
そしてもちろん、あるこーる!!朝からアルコール!!

朝8時半とは思えない光景がBBQハウスの中で繰り広げられたのでした。
こっちは全然爽やかじゃない。^^;











そんな朝ご飯のあと、
キャンプ場内で思い思いに遊ぶ。
河原に降りていく坂道の途中でミーさんやケイコさんたちが座ってて、そこに近づいていくと、
「さっきミヤモトさんと石川さんが溺れそうになったのよ」とケラケラ笑っている。(鬼)
見下ろすと川からフラつきながら上がってくる2人。
降りて近づくと、2人とも顔が真っ青でガタガタ震えている。
えーーっと、もしかしてちょっと本気で溺れてた!?



…撮りたかったなぁ。。。(←一番鬼)


「あそこに入った瞬間、急に足がつかなくなってズボって沈んだ!」とミヤモトさんが指差す先には、ちょっと段差があって流れが急に早くなっているところ。
水の色も違うし、細かい泡がたくさん混じっているのもわかるし、良く見たら水が渦巻いている。
そりゃ沈むわ!本気で溺れるわっ!!(汗)
そんな状態でも「生還記念!」と言って写真を撮りまくる僕らなのだった。
2人もこわばった顔のままでそれに応えている。

みんな、骨の髄からカメラバカやなぁ…(苦笑)






時間が過ぎ、チェックアウトしてそろそろキャンプ場を出ようか、って頃になる。
じゃあ最後に記念撮影を…ってそこからが長かった!
だってここにはカメラバカが10人揃ってるのだ。
言い換えれば、記念撮影をするカメラが10台あるのだ!!(爆)

カメラマンを買って出てくれた石川さんが順番にシャッターを押してくけど、なかなか終わらない。
そこに通りっかかったカップルの男の子がシャッターを押してくれるというので、10人そろってパシャ!
で、その後残ったカメラで石川さんが撮影を続けてたら、今度は通りかかったおじさんが押してくれた。
(つまりはそれくらい長い間、記念撮影をしてたってこと。^^;)

そのおじさんはミーさんのGR-Dを手に、グイグイと僕らに寄ってくる。
「ええっ、近っ!」「大丈夫ですか?みんな入ってます?」と心配するみんな。
でもGR-Dには28mm相当の広角レンズがついている。
きっとこれがベストな距離のはず。

…って思ってたら、やっぱりばっちりな構図でみんなが収まっていた。
「うわっ、うまっ!!」みんなから湧き上がる賞賛の声を背に、おじさんは爽やかに去っていったのでした。
絶対あのおじさん、写真をやってはる人やと思う。^^


そうして、また車2台に分乗してキャンプ場を出発。
いや、ホンマよかった。
このキャンプ場、また来たいなー。^^



行きと同じメンバーで、石川号−hide号の順番に山道を走る。
すると、石川号の窓から精神年齢一桁台のアラフォー・ミヤモト氏(38)が突然出てきた。
いわゆる箱乗り!
そしてチェキを後続のhide号に向けて写真を撮っている。
その横を一列で通り過ぎる、キャンプに来ている子供たち。

コラーーー!!
アホをするのは大人たちだけの時にしなさい!!
子供がマネしたらどないすんねん!!^^;

そんな感じで山道を颯爽と駆け抜ける2台。
…と、こっちに乗ってるibaちゃんの携帯が鳴った。前の車からだ。

「hideさん、石川店長が『もっと車間距離を開けて』って言ってます」

どうやら、車間距離を詰めすぎて走ってたようなのだった。^^;
で、気持ち開き目にして走る。
するとしばらく経って、前の車の窓が開き、ミヤモトさんがまた箱乗りしたかと思うと、
両手で「もっと開けて!!」とジェスチャーしてきた。
電話かける暇も無いくらい怖いのか!?^^;

しゃーないのでかなーり車間距離を開けて走った。
言うとくけど、最初の距離でも十分安全やったからね。
前から車が来て石川号が停車しても安全に停まれてたし。
でも怖いと言われちゃ仕方がないなぁ。^^;


まあ、そんなこんなで山を降り、町に入って快調ドライブ。
途中でコンビニに寄ってアイスを食べたり(おれは我慢したよ。笑)、靴下買ったり(なぜか無くした)、
ミーさんからCDを借りたり、高速に乗ってバビューンと海老名SAまで。









海老名SA、初めて立ち寄りました!
(東京インターに近すぎるから、いつも素通り)
日本一のモンスターSAに大興奮の10人。
もちろんはしゃぎまくる。(笑)






















上の方の壁が鏡面仕上げになってて、そこで記念写真。(笑)










「じゃあお昼ご飯買って、20分後に集合ね!」という言葉に驚愕する僕。
ええっ、みんなさっきまでBBQで朝ご飯食べてたよね!?
コンビニでアイス食ったよね!?
まだ食べるん!!!??

ということで、僕はご飯は調達せず、集合場所で一人待つ。
でも予想通りというか、20分経っても誰も帰って来やしねぇ。(笑)
30分過ぎにみんな揃ってお昼ご飯。

てか、良く食えるなぁ…^^;















くじ引きで1000円当てたayakaちゃん。
(てか、なんでSAにくじがあるん?笑)
























なぜに全員焼きソバ!?






















こっちでも焼きソバ。
てか、どこかの公園の池にこういう鯉がいてたよね?(笑)





















SAに設置されたドライミストでお肌に潤いを補充する女子2人。(笑)












そんな休憩を1時間半ほど過ごし(途中でお腹減ってきたけど言えんかった。笑)、一路渋谷へ。
最後、渋谷に着いてから石川さんが道間違えて表参道の方をグルーっと回って来たのもいい思い出。
(表参道を車で通る日が来るなんて思ってもなかったよ!!)

レンタカー屋で車を返して、その隣の公園で最後の記念撮影。
もちろん、撮影するのは写真係(兼かまど番)の僕。
みんなでワイワイ写真を撮る。
こういうイベントの最後って、淋しくなったり切なくなったりするものだと思うんだけど、
今回は最後までそんなことはなかったような気がする。

写真を撮って、公園を出たところで右と左に分かれて、なんかそのままみんなバラバラに。
最後、駅のホームまで一緒やったのはpicoちゃんやったかな。







別の時にも書いたけど、馬鹿になっていいところで馬鹿になれる大人ってホンマ素敵やと思う。
みんな普段は大人でいないとあかんわけやん。
仕事でも部下や後輩がいて、責任を求められるような歳になって来てるし。
家庭を持って子供がいる人だっているし。
でも、いつも大人でいることなんか絶対無理。絶対息切れする。
だから、馬鹿になっていいところで馬鹿になれるってホント大切だと思う。

今回のメンバーは大部分がそんな感じで、すんごい楽しかった!!
こんなメンバーと友達であること、その中に自然に溶け込んでいられる自分をちょっとだけ誇りに思う。(笑)
こういうこと、年に1回くらいはまたやりたいねぇ。
死ぬ直前の走馬灯には、楽しい思い出がいっぱい出て来て欲しいしな。^^

ではでは、また。


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