日々あんだら
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2008年08月06日(水) 屋久島日記〜サルとシカ編〜


シカもこんな風に頭を掻くんやねー。(笑)


屋久島ガイドには必ずと言っていいほど載っているヤクザルとヤクシカ。
まあいるって言っても山奥やろ?
せいぜい西部林道の方やろ?
それくらいなら小豆島にもいるわ。
シカやってたまに見るし。


…くらいに思ってました。

ごめんなさい。
サルとシカ、めっちゃいました。

民家の庭の木にサルがいる!!
宿の近くの県道(車がビュンビュン通る)沿いの歩道でシカが草食べてる!!


…イヤイヤイヤ、お前真後ろに広大な森が広がってるやん。
なにもそんな歩道から生えてる草を食べんでも。。。^^;



ヤクザルは小豆島にもいるニホンザルよりちょっと小さい?感じ。
そして顔とお尻の赤みが少ないです。ちょっと顔色の悪い土気色。(笑)
子猿を連れてる母猿がたくさんいたので全然近寄りませんでした。
子猿を連れてる時の母猿は半端なく怖い。^^;
(ちなみに小豆島で身に付けた「サルに襲われない法則」、ヤクザルにも通じました。^^)


ヤクシカはホントどこにでもいた。
森の中にも町の中にも。
最初の頃はシカを見るたび大興奮で写真を撮ってたんだけど、
最後の方になると「あ、シカね」と横目に通り過ぎるくらい慣れてしまった。(笑)
森の中に入ると、道のすぐ傍でエサを探してる。
人間を見ても警戒はするけど、恐れたりはしてない。
それどころか、人と人の間を縫って登山道を横切ったりしとる。(笑)
あー、屋久島の人はシカにあんまり危害を加えてないんやなぁ…って思った。

でも、だいたいのシカは怖がらなかったんやけど、
1頭だけ大人の雌ジカが僕を見るなり警戒の声を上げて逃げてった。
距離、15mくらい離れてたのに!
そっちを見向きもしてなかったのに!!(縄文杉に行った帰りで疲れ果ててた)
彼女は一体おれのなにが怖かったんやろ。。。
獲って食ったりせえへんって。^^;




…と言いつつ、最終日のお昼ご飯はシカ肉でした。(笑)
焼肉とお刺身、どっちもおいしかったー!!
あっさりしてて臭みがあんまりない。脂っこくもない。
今まで食べたことのある肉の中で、一番似てるのは馬肉かな。

実は今、ヤクシカが結構増えてるみたいです。
そして杉や他の植物の新芽が彼らに食べ荒らされてるんじゃないかと見られてるそうです。
なので、ある程度の数は狩らないといけないんやって。
どうせ狩るのなら、奪った命はおいしくいただいて、僕らの命として受け継ぐのが礼儀。
そう思ってしっかりいただきました。

そう考えたら屋久杉→ヤクシカ→僕、と命が受け継がれてるんやなぁ。
なんとなく、屋久島を食べた気分になって帰り道についたのでした。^^


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