日々あんだら
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2008年01月03日(木) タンチョウヅル、歩く!




今日は朝から両親・祖母と岡山の最上稲荷に初詣。
朝一の船で行って込み合う前にさっさと済ませて、帰る家族と別れて岡山駅前で
約2年ぶりのピャンと待ち合わせ。

ご飯を食べた後、岡山の街を歩いてて、「そーいや僕、後楽園に行ったことがない」と
呟いたことがきっかけで後楽園に行くことになった。
そしたら池の周りがものすごい人だかりで、聞いてみたら
いつも檻に入れてるタンチョウヅルがお正月だけ飛ぶらしい。
岡山県民歴20ウン年のピャンも見たことがない、大空を舞う鶴!!

「見る?」
「うん?別にいいんじゃない?」

スルー決定。(爆)


でも茶店に入ってきび善哉とか食べてまったりディープトークとかしてる内に、
ふと気付くと鶴が飛び立つ10分前に。

「どうせやから見てく?」
「うん。」

ということで急遽見学決定。(笑)


池の縁には30分以上前から鶴が2羽スタンバイしている。
ものすごい飼い慣らされてて、その場で飛び上がったりホバリングっぽいことはしてるんだけど、
その場から動こうとはしない。
てか、縁ギリギリのところに立って、明らかにスタンバイ体勢。(笑)

そして飛行時刻が来る。
遠くから「ホーッ、ホーッ」と鶴を呼ぶ声。
すると…


バタバタバタっ


向こうの池から2羽の鶴が飛んできた。
こっちの池の鶴は首を伸ばして「クエーッ、クエーッ!」と飛び立つ2羽を見送る声を上げる。

お前ら飛ばへんのかいっ!!
近くでカメラを構えていた僕や周りの人たちはずっこけた。(笑)

でも雲の切れ間から差し込む光をバックに優雅に舞う2羽の鶴はとても神々しくて、
まあいいものが見れたかな、と。



2羽がゆっくり輪を描いて、元の向こうの池に着地した後、僕の周りの人たちの視線は
声を上げるだけだったこっちの2羽に注がれる。
「やれやれ、一仕事終わったわ」みたいな感じで伸びとかしてる2羽の鶴。

飛ぶのかい!?飛ばないのかい!?(中山きんにくん風に)

そしたら係の人が人だかりを掻き分けてこちらにやってきた。
「この2羽が移動するのでちょっと下がってくださーい!」

おおっ、飛ぶのか!?
高まる期待。

「はい、2羽が怖がるといけないので下がってくださーい!道を空けてください!」


…道?


「歩いて移動しまーす」


歩くんかいっ!!


我々が下がって道ができると、係の人が柵の一部を外した。
そして鶴は我々の前をヒョコヒョコと軽快に通り過ぎていくのであった。





「ダチョウかお前らは」

僕の近くで誰かが呟いたのだった。

…いや、ホンマに。
全然優雅ちゃうぞ、お前ら。(笑)


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