日々あんだら
DiaryINDEX|past|will
2007年11月18日(日) |
四万十川(?)の思い出 |
昨日、学生時代のバカ話でsayaちゃんと盛り上がってた時に思いだしたエピソード。 確か大学2年の秋。 仲のいい友達6人で、四万十川を見に行こう、って旅に出た時の話。
その中の一人の実家が加古川にあって、そこにお父さんが使っているハイエースがあったので、 それを借りていくことに。 でもトロトロしてて、加古川を発ったのが確か15時か16時くらいだった。 加古川を出て、一路西へ向かい、瀬戸大橋から四国・坂出に上陸。 その頃にはもう日が傾いていたと思う。
知らない人のために一応説明しておくと、香川から高知までは高速で2時間。 高知市から四万十川までは3時間。 源流の、もっと綺麗なところまで行こうと思ったらさらに2〜3時間。 えらい遠いのです。
ということで… 下道で徳島県内に入る頃には秋の日はとっぷりと暮れ、あたりは真っ暗闇に… それでも諦めきれないバカ大学生6人は一路吉野川沿いを南に向かっていたのです。 車内に流れる気まずい空気… 引き返すに引き返せず、ただひたすら車を前へ走らせる友人…
そんな時、一番後ろの座席に座ってた友達が言いました。
「hide、これ、何川?」
彼が指差す先は、暗くて水面もはっきり見えなくなった吉野川。
「え?吉野川やで」 「そんなはずはないって。よく考えてみ」 「だから吉野川やって」 「違う!そうじゃないやろ!!もう一度よ〜く考えてみてや」 「…」
車内に張り詰める緊張感。 運転手を除く4人の視線が僕に突き刺さる。 そう、その川は間違いなく吉野川だ。
でも、僕らの心の中では…
「し、しまんとがわ…?」 「四万十川さいこーーー!!」
恐る恐る口にした途端に間髪入れず爆発する車内。 巻き起こる拍手の渦。
「いやー、やっぱ四万十は綺麗やったばい」 「さすが日本最後の清流!」 「遠かったなー、四万十」 「でもいい思い出になったよ!」
盛り上がるみんなを乗せ、ハイエースはドリフトしそうな勢いでUターン。 来た道を引き返して行ったのでした。^^;
その夜は香川に泊まり、金比羅山とさぬきうどんを堪能して翌日夕方に加古川着。 そのまま夜には大阪で合コン、というアホ大学生の正しい生活。 合コンでもこの旅の話題で持ちきりだったのは言うまでもなく。
「四万十川行ったんやー、どうやった?やっぱり綺麗?」
「うん、夜に着いたからよくわからへんかったわ」
|