日々あんだら
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MINOLTA M-ROKKOR28mmF2.8。 僕の愛用するCLE用の広角レンズ。 その写りはライカファンをも魅了する「プアマンズエルマリート」。(って褒め言葉っぽくないよね) 前玉に気泡みたいなのが出やすいので有名なレンズだけど、僕のはお店で一番状態がよかったやつ。 買ったのはだいぶ前だけど、3年が経った今でも僕の「最も高かったレンズ」の座を他に譲ろうとしません。
…確か鬱を克服した時にタガが外れて買ったんだったなぁ。 ストレス解消にカメラやレンズを買っちゃう癖は治りません。(遠い目)
で、そんな思い出のあるレンズなんだけど、去年の10月に鏡胴が緩んで隙間が空くというトラブルが発生。 ミノルタに修理と、ついでに各部点検もしてもらって1万6千800円ほどかかりました。 痛かったけど、これで長く使えるならいいや。
と思っていたらその1ヵ月後。 年末、小豆島のとある山頂で寒さのあまり手がかじかんで コンクリートの上に思いっきり落としてしまいましたとさ。。。(泣) マウントがひしゃげてカメラにはまらなくなってしまいました。。。 しかも再度ミノルタに持ってって修理に出したら…
「部品がもうないので治りません」 「エ?マジデスカ?」(片言) 「こないだストックが尽きたんですよー…」 「ジャアモウ治ラナインデスカ?」(まだ片言) 「このレンズは、前玉がボロボロになってしまうことが多いですからねー…そういうレンズを安く買って来て、それからパーツ取りするとか…お客様のは前玉がすごく綺麗ですし…」 「アリガトウゴザイマス…」(最後まで片言)
なんてこったい…(号泣)
ということで、その日から「レンズはボロボロだけどマウントはまともなレンズ探し」が始まったのでした。 …いや、無いことはないんだけどさ。 レンズがボロボロでも3〜5万円するんよねぇ… パーツ取りのためだけにそんな金出せるかい!!しかもそれを買ってさらに修理に出さなあかんし…
ということでさすらっていた僕にあるカメラ屋の店員さんが言いました。 「そのレンズならパーツのストックを持っている修理屋さんがあるかもしれませんよ」 「え?そうなんですか?」 「前玉がボロボロになって使い物にならなくなったのをパーツ取り用にストックしてるところがあるかも」 「ありがとうございます!探してみます!!」
ということで回りました。 梅田近辺の中古カメラ屋さんと修理屋さん、全部回りました。 でも、どこにもそんなストックはないらしく。 大阪駅地下のY写真機店なんか、「ウチの付き合いの修理屋にもそれはないと思いますよー」と5秒で一蹴。 …あのさ、「ないと思いますよー」じゃなくて、電話の1本でもかけて調べてくれてもええんちゃう? 他のお店は「ないと思いますが…」って言いながら調べてくれたよ? このカメラ屋、僕は結構買物してお金を落としているはずなのに(30万近くは使ってるはず)、 2回ほどクレームつけたら店長の対応がすごく悪くなりました。 梅田近辺で品揃えは一番ええんやけどねー。立ち寄りやすい場所やし。 でももうあそこで買うのは止めよう。こないだ知り合いもカメラ壊されたしな…
ということで、最後の最後に藁をもすがる思いで行ったのが、阪神百貨店8Fのカメラ修理コーナー。 話をしてみるとやっぱりパーツのストックはないそうな。 「でもよかったら現物を見せてもらえます?」というので後日マウントが歪んだレンズを持って行った。
「うーん…お約束はできないんですが、これだったら修理できるかもしれません」 「え!?ホントですか!?」 「ええ、歪んでいるところを引っ張り出して、それでも当たるところは削ってしまえば…」 「是非お願いします!!」 「ただし、上手く行くかわかりませんし、上手く行かなかったら完全にマウントは壊れますよ」 「どうせ今のままでも使えないし、レンズや鏡胴が壊れなかったら結構です!!」
ということで1週間。
無事帰って来ました。ヽ(´▽`)/ ヽ(´▽`)/ ヽ(´▽`)/
わーい!ちょっと固いけどCLEにはまる〜〜〜!! マウントを削ってるから地金がちょっと見えてるけど、気にしなーい!ヽ(´▽`)/
「ピントチェックはしてないのでそれだけはやってみてくださいね」 って言われたけど、多分大丈夫です。きっと大丈夫。いや絶対大丈夫。(根拠無し)
ということで、かなりウカレまくってるhideでした。 去年の年末に落として、もう10ヶ月以上経ったぞ。 このレンズが使えないからCLEもあんまり使ってなかったんよなー。 よし、これでまたガンガン使うぜ♪ (てか、もっと早くこのお店に持って行っときゃよかったよ…orz)
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