日々あんだら
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2006年07月19日(水) 朝のトラブル


(HEXER SILVER・HEXER LENS35mmF2、AGFA OPTIMA PRESTAGE100)



朝起きて、気だるさを引きずりつつカーテンに手をかける。
外は雨。カーテンを開けなくても隣のアパートの屋根に当たる音でわかるくらいの大雨。
昨夜一か八かベランダに干した洗濯物はびっちょり濡れていた。
…やっぱり。(凹)

ため息をつきながらベランダに出て洗濯物を取り込む。
もう一度洗濯機に放り込んで回しておけば、帰って来て雨が止んでた時にすぐに干せる。
夜雨が止んでいる保証もないんだけど、多分降ってるだろうなと思いつつ、そんなことを言ってられないくらい僕の洗濯物事情は逼迫していた。
もうすぐパンツもソックスもバスタオルも尽きてしまう。
つくづく2年前引っ越してきた時にお金をケチって乾燥機付の洗濯機を買わなかったことを後悔する。
たしか浮いたお金でレンズを買ったんだった。(爆)


雨に濡れて重い洗濯物を洗濯機に放り込み、洗剤を入れる。そしてスイッチを入れた。
洗濯機が動き出す。
僕は顔を洗うために洗面台の蛇口をひねった。



…あれ?



反対側にひねった。



…あれれ???



水が出ない。
うそーん!!慌ててお湯の方も捻るがウンともスンとも言わない。一滴も出てこない。
お風呂の蛇口もキッチンの蛇口も同じ。
洗濯機が水も入らずに空で回転している。


ええーーー!!!(汗)


一番最初に脳裏をよぎったのは「水を止められた!?」ということ。
しかし冷静に考えてみると昨夜寝る前にトイレに行った時には普通に水が流れていた。
ということは水が止まったのは昨夜深夜から今朝早朝にかけてであり、
我が市の職員がそんな真夜中に不良市民(?)の水道栓を止めて回るほど仕事熱心だとは思えない。
なんかの事故か?

そう考えた時、まず第一の試練が僕を襲った。
…用を足したい。


どうしよ、どうしよ!?
一瞬「駅に行くまで我慢する」という選択肢も脳裏をよぎったのだが、
僕の下腹部を襲う切迫感はそこまでの時間的猶予を与えてくれそうにない。

次に、所沢の寮に居た頃、隣の部屋の後輩が酔っ払ってベランダで用を足してたことを思い出した。
今、ベランダは好都合なことに雨でびしょぬれである。
どうせ目立たないし、後から雨が洗い流してくれる。。。
しかし、文明人の誇りがさすがにそれを許しはしなかった。

えーい、こうなったら一か八かじゃ!!
タンクの中に残っているであろう水に賭けるっ!!
用を足してから恐る恐るレバーをひねる。



ジャバーーー



いつもより若干勢いは弱めだったが、汚水を流すには十分な水が流れたのだった。
…小さい方でよかった。^^;


次の関門は顔&歯&髪である。
歯はミネラルウォーターで磨くとして(もったいねー)、問題は顔と髪か。。。
顔は会社で洗うことにする。
髪は幸いにもあまり寝癖がついてなかったのでドライ状態のブラッシングでなんとか形を整える。
後はヘアワックスをつけて強引に固める。




…ま、いっか。





そこで最後の難関が訪れた。
ヘアワックスで手がベタベタ〜。気持ち悪い。。。(涙)
でももちろん水は一滴も出ないのである。

はっ!!

その時僕の脳裏に、さっき凹みながら眺めていたあるものが閃いた。
あれだ。あれしかない。


そうして僕はゆっくりと洗濯機の蓋を開け、中に入っていた雨水でびしょ濡れになったタオル
しっかりと手をぬぐったのだった。
こんな状態でもなんとかなるもんやな。。。



なんとか身なりを整えて部屋を出る。
階段を降りていったら玄関のところで別の住人のおじさん(withバケツ)とすれちがった。
ん?バケツ?

「あ、すみません」と呼び止める。
「お宅の水道、出ます?」
「いや、出ないねー」と予想通りの答え。
「ウチもなんですよ」
「やっぱり故障か」
「朝から大変ですよね。。。」
「僕もね、汚水を流そうと思ってバケツ持って出てみたんやけど、あかんな。
どこも出えへんわ」
「やっぱりですか…」

そう言って頭を下げ、玄関を出る。
うーん、汚水つっても小用やったらタンクの中の水で流れるのになぁ。
…大きい方か。(笑)



いやはやあまりにバタバタして出たので、なぜかいつもより1本早い電車に乗れてしまいました。
こういうトラブルがあった方がええんか?(笑)



夜に帰って来たらきちんと水道が復活してました。
あーよかった。^^;


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