日々あんだら
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2006年01月24日(火) 同級生




午前中、お客の会社に打ち合わせに行く。
終わったらちょうどお昼前。
ふと思い立ってその会社に勤める高校の同級生Sさんに「お昼ご飯食べへん?」とメール。
OKだったので一緒にお昼ご飯。

妙に辛いぺペロンチーノから鷹の爪をより分けながら、ふと思う。
高校時代は同じクラスだったけど、彼女とはそんなに仲良かったわけじゃない。
卒業してから仲良くなった気がする。
まさか仕事でも関係するようになるなんて思ってもなかった。

「まさか30手前でSさんとこんな風にご飯食べてるとはあの頃は想像もせんかったなー」と言うと、
「もう30手前やもんなぁ…」と返すSさん。
そっちに反応したか。(笑)

昼休みの時間が終わったので、また今度友達の部屋で飲むことを約束して別れた。




会社に戻ったところで午前中打ち合わせしたお客から電話。
書類を1つ持って行くのを忘れていたことに気付く。

「す、すんません〜!すぐ持って行きます!!(汗)」

で、すぐさまUターン。
向こうのロビーで書類を手渡して用事は終わり。
…これで帰るのも芸がないなぁ。。。

あ、あいつを呼び出してみよ。
別の同級生を呼び出すことにした。(一体同級生が何人働いてんねん。笑)
1年くらい前、この会社の会議室の前でばったり出会って「今度お茶でも飲もうや」って行ってから、
全然会ってなかった。(笑)
電話番号がわからないので受付に行く。

「○○(会社名略称)のhide(仮)と申しますが、△△本部のI様お願いしたいんですが…」
「アポイントは」
「いただいておりませんが、もしお時間がありましたらご挨拶を」
「少々お待ちください」

受付のおねーさんが電話をかける。

「あ、Iさんですか?受付でございます。○○のhide様がIさんにごあいさつを、といらっしゃっておりますが…」
「…は?」
「…はい、○○のhide様でございます…」

おねーさんの反応が悪い。
…野郎、忘れてやがるな。
おねーさんが僕を見る目が、どんどん不審者を見るそれに変わって行く。

あー、面倒臭い。

「すみません、ちょっとお電話お借りしてよろしいですか?」
「は、はい」

おねーさんから受話器を受け取る。

「もしもし、I様でいらっしゃいますか?」
「…はい」
明らかに怪しんでる声。
「○○のhideでございますが…」
わざと慇懃な言葉遣いで喋る。
「どちらさまで?」
「覚えてらっしゃいません?」
「…はぁ」

「××高校のhideですけど」
「なんやお前か!(笑)」
「気づけボケっ」
「すぐ降りてくわ。(笑)」

電話を切って目を丸くしているおねーさんに受話器を返し、「降りて来てくださるそうですので」とニッコリ。
額には微妙に脂汗。

まもなく彼が登場。
「すまんすまん」
「忘れんなよー。前に会うた時名刺渡したやろ?」
「そんな略称で言われてもわからへんって」
名刺の右肩に略称も入ってるぞ。

「茶飲みに行こうぜ」と、そのビルの中にあるコーヒーショップに行く。
コーヒー代を出そうとしたら、「ええからええから」と払われてしまう。
お客に奢ってもらう営業マン…失格。(笑)

子供の話。(知らん間に一昨年生まれてた。)
仕事の話。
昔の思い出話。
友達の近況。
卒業してから会うのは4〜5回目。
しかもまともに話すのは2年ぶりくらいなので積もる話が積もりまくっている。(笑)

友達の近況を話しながら、僕が指を折る。
「しかしなぁ、みんな『結婚』『子供』『家』『2人目』…おれ、何周回遅れやねん…」
「あ、おれも家こうたで」
「うそっ!!!!」
こいつにも3周回遅れ。|Д`)

「▲▲市や」
「田舎やん」
「田舎ちゃうっちゅうねん!!めっちゃ都会やゆーねん」
「どこがや」

「で、マンション?一戸建て?」
「一戸建て」
「ホンマに言いよん!?」
驚愕のあまり思わず出てしまう讃岐弁。(笑)

「ホンマやーゆん。で、広いウッドデッキがあってやな…」
「なんとかー!」
「BBQとかできるぞ」
「行く」
「そこでチェアを倒してやな、夜風に吹かれてたらメッチャ気持ちええねん」
「あったかくなったら行くから布団用意しといてくれ」
「泊まるんか!」
「当たり前じゃ。ウッドデッキで夜風に吹かれて帰る気にやなるか。しかも▲▲みたいな田舎から…」
「田舎ゆーなーゆん!!」

そんな感じでふと気付くと2時間半。
コーヒー1杯で2時間半。
勤務時間中に2時間半。

これ、普通に友達とお茶してたら怒られるけど、お客の会社の人ならなんにも罪を問われない。
持つべきものはお客の会社に勤める友達である。(笑)

今度みんなで飲みに行く約束をして別れる。
「おれはウーロン茶やけどな」
「なんでやねん!」
「大丈夫、ウーロン茶で一番テンション高いから。(笑)」



まったく、10年前は彼らとこうやって繋がることになるとは思ってもなかった。
人生なにが起こるかわからへんなぁ…って言うと大袈裟だけど。
10年後、もしかしたら彼らの内の誰かと、一緒に仕事してるかもしれんなぁ…と思いつつ会社に戻ったのでした。









…帰ったら仕事が山積みでした。。。(涙)


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