日々あんだら
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2006年01月19日(木) |
MINOLTA OF MINOLTA |
えーと、今日めちゃくちゃショッキングなニュースが飛び込んで来たんですが、 それについてはちょっと保留。 今書くとどんな表現になるかわからへん。(笑)
ということで、明るい方の話題で…
ということで、先日買ったMC ROKKOR58mmF1.2(2代目)で撮った写真の現像が上がってきたので そのファーストインプレッションである。 場所は先日の日記に書いた『猫の時間』。主要被写体は猫。(笑) 使用フィルムはコダックSUPER GOLD400。カメラはSRT101(予備機)。 夜の屋内だったこともあり、絞りはf1.2かf2。カメラの露出計が狂っているので、露出は半分勘である。(笑)
このレンズ、どの本やミノルタレンズのサイトを読んでも「ミノルタを代表するレンズ」と書かれているのだが、 正直言うと僕の期待値はそんなに高くなかった。 30年以上も前のレンズでしょ?当時は性能高かったんかもしれんけど、今から見たらどうやねん。 どうせ「ミノルタのフラッグシップレンズ」とかそういうラベルの分も加算されて評価してるんでしょ?と。 買ったのだって、「MD50mmF1.2の方が性能は高いんやろうけど、とりあえずシンボルレンズやしこっち買っとくか」くらいの気持ちだったのだ。
…すんません、完全に舐めてました。 このレンズ、すごいです。m(_ _)m
びっくりした。 まずはシャープなのである。ピントがあったところはぴしーっと来ている。ヒゲなんぞ実にシャープである。 なのに、最近の「シャープなレンズ」のようにギスギスするところは全くない。 作例を見てもらってもわかると思うけど、猫の毛並みが実に柔らかく表現されていて、 思わず撫でてしまいたくなる。 ボケも綺麗である。 点光源をぼかして撮ると、大口径だけに口径食が出てしまうけど、嫌味なところが全く無いボケだ。 そしてなによりびっくりしたのは、立体感の出方。 僕は、単純に背景がボケれば立体感が出るというものではないと思っている。 某国産645カメラの標準レンズ(80mmかな?)で撮った写真はあまり立体感が出ていない。(と感じる) それよりボケないはずのM ROKKOR40mmF2で撮った写真の方が、なぜか立体感を感じるのである。 どこがどう違う?なにが原因?と聞かれても上手く言葉では説明できないのだが、 とにかく感覚的にそうなのだ。 ちょっと話が逸れたけど、この58mmで撮った写真はものすごく立体的だった。 ただ単に「F1.2で撮ってるから背景がボケてるんでしょ?」とかいうものではない。
惚れた。 久しぶりに惚れるレンズに出会った。 今まで使った中で「好きなレンズ」はたくさんあるけど、最初のフィルムを現像した時に「一目惚れしたレンズ」となると一眼レフ用のMC ROKKOR-HH 35mmF1.8(2代目)と、M ROKKOR40mmF2(2代目)に次いで3本目である。 (全部2代目やな。笑)
まだ晴天昼間に撮ったことはないので色味とか逆光性能とかはよくわからないし、 絞りを変えることで描写がどう変わるかも試してないので、今後評価は変わってしまうかもしれないけど、 とにかくファーストインプレッションは最高でした。 ホンマ、もっと早く買っておけばよかった。(笑)
ミノルタMFを使っていて、このレンズを買おうかどうしようか迷っている人。 今使っているレンズもいいけど、もっといい写りが欲しいな、と思っている人。 「肩書きで実力以上に評価されてるんじゃないの?」と疑ってる人。 悪いことは言わないから、見つけたらすぐに買おう。(笑)
ね、しんさん♪(笑)
しかし、こんなレンズを作ってた会社がカメラ事業から撤退しちゃうなんて…(涙)
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