日々あんだら
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2005年12月22日(木) |
舌の根も乾かぬ間に、マニアック話。 |
α-7D+AF50mmF1.4NEW
昨日の日記を読み返してみると、勢いの余り墓穴を掘るようなことを書いてしまっていることに気付く。
例えば、 >…結局はいい写真が撮れるかどうかが一番重要なんじゃないか… とか。 こんなこと、いい写真が撮れる人しか言うたらアカンよね。^^;;;
他にも、 >フィルムやCCDやカメラやレンズなんて、単なる通過点にしか過ぎない。 とまで言い切っちゃった。 ハイそこ、言い切っちゃいましたよ。(汗)
「んじゃお前、なんでこんなにいっぱいカメラやレンズを持ってんねん!!」 って突っ込まれても反論できないですよ!! しかも同じような焦点距離のレンズもたくさん持ってますよっ!!(汗)
それが写真やカメラの奥深いところなんですよ、ねーさん。(って誰?) 高いレンズ、いいカメラを使っているからと言って、いい写真が撮れるわけではない。 1本数十万のレンズを使ってめっちゃつまらない写真を撮ってる人だっているだろうし、 1本数千円のレンズでものっそいい写真を撮ってる人だっている。
でも、レンズが変わると写りが変わる。 その写りに対する好き嫌いは(人によっては)確実にあるのである。 だから人は(僕は)たくさんのレンズを集めてしまうのだ!!
例えて言うと、いくらカレーが好きですごくおいしいお店があるからって、 そのお店のカレーばっか食べてたら飽きるでしょ? 違うお店のカレーも食べたくなるでしょ? ほら、同じレンズやカメラばっかじゃ飽きるでしょ?(笑) (これはラーメンでもワインでもケーキでもなんでもOKです。^^;)
いい写真を撮ることにレンズはあまり関係なくても、レンズにこだわるのは別にいいのだ!
…我ながら言い訳くさいな。
ということで、昨日言った舌の根も乾かぬ間に、ミノルタAF用レンズの個人的感想なのである。 (全てα-7Dで使用した場合の感想です)
AF17-35mmF2.8-4(D) α-7D用広角レンズとして購入したズームレンズ。 α-7Dに付けると25.5〜52.5mm相当となって、まあ普通の広角〜標準のレンズとなる。 広角側では画面の周辺部でかなり歪むかな。人の顔を持ってくと辛い。 望遠側ではその傾向も結構薄れるみたいだけど。
持ってるレンズの中で唯一デジタルでの使用を考えて作られたレンズなので、 線は絞り開放からシャープにしっかりと出る。 モニターでピクセル等倍に拡大して見ると、一番綺麗な線。 だけどモニターサイズに縮小して見ると、ちょっとはっきりしすぎじゃない?と思う。
ここまで線が細かくなくていいです。 数値性能的にはきっといいレンズなんだろうけど、もうちょっと柔らかい方が好みだな。 変な言い方だけど、このレンズで撮るととてもデジタル臭い写真になります。(特に広角側) 中身はほとんどタムロン製なので当然かも知れないけど、全然ミノルタらしさの無いレンズだと思います。
あ、あとピントリングがスカスカすぎて気持ち悪いのと、ズーム比の割にでかくて重いのがちょっと不満。^^;
AF24-105mmF3.5-4.5(D) 銀塩のα-7に標準ズームとしてついていたレンズ。α-7Dにつけると36-157.5mm相当。 一番使いやすい画角だし、コンパクトなので使用頻度は高い。 画質は可もなく不可もなく、かなぁ。値段考えたらよく出来てるレンズだと思います。 線がちょっと緩いような気がするけど。 あと、望遠側の絞り開放近くだと、背景のボケが汚い二線ボケになりやすいです。
これのピントリングはゴリゴリしてて使いづらい。
AF28mmF2NEW 銀塩では広角レンズだけど、デジタルにつけると42mm相当でちょっと広めの標準レンズになります。 好きな画角だし大口径なのでα-7Dの標準レンズ用に買ったんだけど、実はあまり好きな画質ではない。
・色乗りはどちらかというとコッテリしている。 ・線が緩くて絞り開放では使えない。ある程度絞ってもまだ緩いような気がする。 ・開放近くで後ボケが渦を巻くように現れる。点光源なんか撮るとはっきりわかります。
ここまではまだいい。我慢できるし「レンズの味」の範囲内。 とどめは、フレアに超弱いこと。
…普段使わない「超」とか使っちまったよ。(笑) ホント弱いです。 持ってる中でこれより逆光に弱いレンズは、AUTOCORDについたロッコール75mmしかありません。(50年前のレンズ) いや、もしかしたらそれより弱いかも。
どれだけ弱いかというと、曇り空バックでも画面全体に真っ白な霞のようなフレアが出ます。
…orz
現在、来春発売予定という話の35mmF1.4G(D)を買うかどうか本気で検討中。(推定価格12〜15万円)
AF50mmF1.4NEW なにを隠そう、最近一番使用頻度の高いレンズがこれ。 α-7Dに付けると75mm相当と中望遠レンズになっちゃうけど、 このあたりの画角って、ホントにポートレート撮るにはちょうどいいんです。
最近は遊びながら友達を撮ることが多いので、自然と出番も増えてます。
でももちろんそれだけじゃなくて、すごくいいレンズだと思う。 ・線の調子は固すぎず緩すぎず、適度に柔らかくていい。 ・ボケ綺麗。 ・逆光にも、普通に強い。 ・色合いとかコントラストとかが「ミノルタ!!」という感じ。
ということで愛用しています。 あえて不満点を挙げるなら、 ・ピントリングが細すぎて使いづらい。(MFでしか使ってません) ・絞り開放(f1.4)だとちょっとボワンボワンかな。f2くらい絞ると使えると思います。
やっぱ50mmクラスのレンズって、どこのメーカーでも昔から中心として作って来たレンズ。 その底力を感じさせてくれる1本です。
AF100mmF2.8MACRO NEW 知ってる人は知ってると思うけど、ミノルタの100mmマクロはものすごく評判がいい。 キヤノンの100mmマクロとか、タムロンの90mmマクロとか、他にも評判のいい中望遠マクロはあるけど、 それらのレンズを使っている人たちからも「ミノルタの100mmはいい」という声が聞こえてくるほど。
そりゃ買わないといかんでしょ?と言うことで買っちゃいました。^^;(1世代前のだけど)
これも古いレンズなので絞り開放ではちょっと線が滲むような感じになるけど、F3.5まで絞れば十分使えます。 このレンズも柔らかさとシャープさのバランスがよくて、コントラストがそんなにきつくない。 そしてもちろんボケが綺麗。 マクロとしてはもちろん、ポートレート用レンズとしても十分なポテンシャルを持ってると思います。
あと、ピントを合わせている時に、ファインダーのボケの中からフワっと浮かび上がってくるように被写体が現れる様子がめちゃくちゃ美しい。 そりゃもうシャッター切っちゃうでしょ? このレンズをつけると撮影枚数が増えてしまいます。(笑)
ただ…α-7Dにつけて150mm相当になっちゃうのはちょっときつい。 この画質で100mm相当くらいのレンズ、出ないかなぁ…
というか、50mmと100mmのために銀塩のαを1台買おうかと思っている今日この頃。 中古のやっすいのでいいから。数千円でないかなぁ。(笑)
AF100-300mmF4.5-5.6NEW これも旧型。α-7Dにつけると150〜450mm相当となり、超望遠の世界に片足を踏み入れられます。 高知でよさこいを撮るという目的だけで購入。価格は8400円。(笑)
1世代旧型だけあって、やっぱりこれも絞り開放ではきつい。 線が滲んでしまう。(ピントが合ってるところにも、合っていないように見える) 実用になるのはf8くらいからかな。
実質、開放F8の超望遠…使いづらいことこのうえない。^^;
でも、α-7Dには手ブレ補正がついているので、晴天昼間ならなんの問題もなく使えるし、 円形絞りを採用しているので、f8まで絞ってもボケは綺麗だったと思います。
…あまり使いこんでないので、この程度しかわからん。(笑)
ということで、久々に炸裂したhideのマニアック話でした。 たまにはやらんかったら調子がでえへん。(笑)
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