日々あんだら
DiaryINDEXpastwill


2005年11月20日(日) 1枚





写真をある程度本格的に始めてから、ちょうど3年と1ヶ月が経った。(なにが「ちょうど」やねん。笑)
その間に撮った写真の数をこないだざっと計算してみたんだけど、少なく見積っても7万枚もあって自分でびっくりした。
デジタルで4万5千枚、フィルムで3万枚弱くらいか。

2万枚くらいの頃までは、どの写真を見ても「いつ頃、どこで、どういう状況で撮ったのか」を全部覚えてたんだけど、さすがにここまで来ると「こんなん撮ってたっけ?」という写真が増えてきている。
一度過去の写真を全部見返してみたら、埋もれてた傑作を発掘できるかもしれない。(笑)
(見る気もしない…というのが実際のところだけど。^^;)


そんな状況なんだけど、「自分が撮った中で一番好きな写真は?」と言われると、
迷わず1枚の写真を指すことができる。
写真を始めて9ヶ月目に撮った写真。
デジカメで撮ったんだけど、部屋に帰って来てパソコンのモニターで大きくして見た時、
いろんな思いが込み上げてきて泣いてしまった。
後にも先にも(自分の写真・他人の写真含めて)写真を見て泣いたことはその一度しかない。

多分、他人から見たらなんてことのない、ただの記念写真だと思う。
ただ、被写体に対する僕の思い入れとかが強かったから、そこまで感極まってしまったんだと思う。

特に変わった構図やテクニックを使っているわけではない。
それどころかフラッシュも正面から直当てしてるし、背景も変だし、露出もアンダーなので、
無理矢理修正したらノイズだらけになってしまった。(爆)
でも、あれから28ヶ月間ずっと写真を撮ってたけど、それを超える感動がないということは事実で。
だから僕にとっては特別な1枚なんだ。



「個展をやってみたいなぁ」と思ったのは、実はその1枚があったからだ。
その1枚を見ていたらある一つの言葉が自然に頭に浮かんで来て、
その言葉をテーマにしたら好きな写真がたくさんあることに気付いた。
そして、どうせならネット上じゃなくて、みんなに直接見てもらいたい、という気持ちが湧いてきた。
(でも個展のタイトルはその言葉じゃないんやけど。笑)

その1枚ももちろん個展に出すつもりだけど、多分みんなの反応は一番薄いんだろうな。(笑)
でもいいんやって。
それをそこに飾ることができるだけで僕は満足なんだから。




僕が一番見せたい1枚は、会場の隅っこにでもひっそり展示しておこうと思います。^^


hide |MAILHomePage

My追加