日々あんだら
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写真をある程度本格的に始めてから、ちょうど3年と1ヶ月が経った。(なにが「ちょうど」やねん。笑) その間に撮った写真の数をこないだざっと計算してみたんだけど、少なく見積っても7万枚もあって自分でびっくりした。 デジタルで4万5千枚、フィルムで3万枚弱くらいか。
2万枚くらいの頃までは、どの写真を見ても「いつ頃、どこで、どういう状況で撮ったのか」を全部覚えてたんだけど、さすがにここまで来ると「こんなん撮ってたっけ?」という写真が増えてきている。 一度過去の写真を全部見返してみたら、埋もれてた傑作を発掘できるかもしれない。(笑) (見る気もしない…というのが実際のところだけど。^^;)
そんな状況なんだけど、「自分が撮った中で一番好きな写真は?」と言われると、 迷わず1枚の写真を指すことができる。 写真を始めて9ヶ月目に撮った写真。 デジカメで撮ったんだけど、部屋に帰って来てパソコンのモニターで大きくして見た時、 いろんな思いが込み上げてきて泣いてしまった。 後にも先にも(自分の写真・他人の写真含めて)写真を見て泣いたことはその一度しかない。
多分、他人から見たらなんてことのない、ただの記念写真だと思う。 ただ、被写体に対する僕の思い入れとかが強かったから、そこまで感極まってしまったんだと思う。
特に変わった構図やテクニックを使っているわけではない。 それどころかフラッシュも正面から直当てしてるし、背景も変だし、露出もアンダーなので、 無理矢理修正したらノイズだらけになってしまった。(爆) でも、あれから28ヶ月間ずっと写真を撮ってたけど、それを超える感動がないということは事実で。 だから僕にとっては特別な1枚なんだ。
「個展をやってみたいなぁ」と思ったのは、実はその1枚があったからだ。 その1枚を見ていたらある一つの言葉が自然に頭に浮かんで来て、 その言葉をテーマにしたら好きな写真がたくさんあることに気付いた。 そして、どうせならネット上じゃなくて、みんなに直接見てもらいたい、という気持ちが湧いてきた。 (でも個展のタイトルはその言葉じゃないんやけど。笑)
その1枚ももちろん個展に出すつもりだけど、多分みんなの反応は一番薄いんだろうな。(笑) でもいいんやって。 それをそこに飾ることができるだけで僕は満足なんだから。
僕が一番見せたい1枚は、会場の隅っこにでもひっそり展示しておこうと思います。^^
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