日々あんだら
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2005年08月09日(火) |
佐渡days 1(毒舌キュートガール登場) |
奇跡の群生地。…ってなんじゃこりゃ!!
南国土佐からこんにちは。hideですどうも。 友人宅にお邪魔してるんですが、仕事で外出してしまったので1人で勝手に日記書いてます。(笑)
ということで、暇なので佐渡日記。 詳細は優さんとおきくさんが書いてくれると思うので、かいつまんで。(笑)
8月6日(土) 数あるフォトサイトの管理人たちにとって、佐渡は未踏の地である。(※出身者および在住者を除く) そこに住み、佐渡の素晴らしさを世界に発信し続けるおきくさんと優さんは、 よって我々にとって謎のヴェールをまとった人物なのであった。(特におきくさん) そこでこの夏休みを利用して、この不肖hideが佐渡の素晴らしさを体感し、 かつ2人の正体を暴くべく(特におきくさん)佐渡に上陸することとなった。 ちなみにこの作戦の黒幕はもちろん茶々さんである。
ということで佐渡に旅立つ日。 いつもより1時間早く起床。仕事の時にはたまに寝坊するけど遊びの日に寝坊したのは1回しかない。(笑)
空港に向かうモノレールの中で優さんに「今日はよろしく〜!」とメールする。 雨が懸念されていたが、今日の佐渡はピーカンらしい。^^v
新潟空港について佐渡汽船まで移動する間も優さんとメール。 なんか落ち着かないらしく、そのソワソワぶりが面白い。 「初恋の人に再会するんじゃないんですから。(笑)」とメールすると 「フリフリのレースに身を包んで行くので惚れるなよ!」と壊れかけの返信。 おうおう、惚れさせてもらおうやんけ〜!!(←強気)
新潟から佐渡の両津港にジェットフォイルで1時間。 港に着いて改札を出ると、茶々母さん作のあみネコを持った、Tシャツ姿のかわいい女の子が一人。 あ、あの人だ。
「フリフリのレースちゃうやん!!」
こんなツッコミは初対面で吐けるはずもなく、「妹さんと似てますね〜」「初めて言われました。(笑)」「…(汗)」という当たり障りのない会話をしながら車へ向かうのだった。
「で、どこに行きたいですか?」と言われて困ってしまう。 佐渡の写真は優さんやおきくさんのサイトでたくさん見てるけど、 一番行きたいカンゾウの群生地は今思いっきりシーズンが違うのだ。 …てか、この2週間くらいばたばたしてて、下調べしてくるの忘れてた。(汗)
どうしようどうしようと言ってると、優さんが言った。 「おきくさんも私も連れて行きたいなぁって言ってる場所があるんですけど…」 「はいはい」 「おきくさんを悔しがらせるために今日行っちゃいましょう!」 「らじゃ!(笑)」
こうして最初の目的地は宿根木というところに決定した。 あくまで「おきくさんを悔しがらせるために」と言ったのは優さんである。(笑)
優さんは色白でスレンダーで笑顔のかわいい女性だった。 で、ネット上での印象どおり、気さくで話しやすい人。 元々人見知りをしないさせないがモットーのこの僕が緊張などするはずもなく、 会って10分後には車内でいきなり方言クイズが始まっていた。(笑)
それが意外なことに、何百kmか距離が離れていてしかも海を2つも渡らないといけないにも関わらず、 佐渡島と小豆島(香川)で同じ方言がいくつかあることが判明。 「むつごい」とか「はがい」とか。 ここでいきなり増す親近感。
クイズは僕の出すヒントが親切すぎて、優さんがバシバシ正解する。 で、自分は「ヒント、ヒント!」ってすぐ言うくせに、僕がヒントを要求してもロクなヒントが返ってこない。
優「じゃあ、『よんどこねぇ』は?」 hide「ヒントください、ヒント!用例は?」 優「しょうしねぇからよんどこねぇ」 hide「ヒントを佐渡弁で出されてもわからへんっちゅうねん!!」
こんな感じで。(笑)
そうこうしている内にお昼ご飯のお店へ到着。 小木というところの海辺にたっているお洒落なお店。 窓から見える日本海の風景がものすごく絵になる。
そこで僕はシーフードカレー、優さんはポークカレーを注文。 優さんもカレー好きであることが判明したのだった。
カレーを待つ間、いつものようにテーブルの上にどんどんカメラが並ぶ。 優さんのローライフレックスと僕のオートコードを交換してみる。 その操作性の違いが面白い。 ファインダーじゃ負けてるけど(圧倒的に)、操作性じゃこっちの方が上だな。 写りじゃ負けてないもんねー。と、にこやかに笑いながら密かにライバル心を燃やすhide。(メラメラ)
取り出したα-7Dで優さんを撮ろうとレンズを向ける。 ちなみに僕、いつも右目でファインダーを覗くんだけど、 左手でご飯を食べるのと同じくらい左目のウインクが苦手だったりする。 で、いつも顔の左半分が引きつったようになって、いろんな人(haru。ちゃんとか)に笑われるんだけど…
優「hideさん、口が『イーッ』ってなってる、『イーッ』って」
初対面の人にここまで爆笑されたのは初めてでした… 「一時期、左目でウインクする練習もしてたんですけどね…」って言ったらますます笑われました。 この時の優さんの写真、目線が全部僕の顔の左側の方に行ってますから。。。
若干傷つきはしたが、カレーはおいしかった。 涼しい風が通る窓際の席で、後からじんわり辛さがやってくるカレーを汗をかきながら堪能する。 僕もそうだけど優さんも辛口のカレーの方が好きらしい。 「カレー王子のヨウスケさんは、甘口の欧風カレーが好みで、辛口は苦手らしいですよ」という裏情報を流す。 ヨウスケさんが来島の折には、優さんお手製の超辛口カレーが振舞われることが決定。(笑)
そこから目的地・宿根木まで移動する途中に「岩屋があるんですよー」という優さん。 「行ったことないんですけど、大体の場所はわかるので…」というので行ってみることに。 どうやら最近、寛平ちゃんがTVで行ってたらしい。 まずは目印の「しあわせ地蔵」に寄ってお参りする。 「ここは手を合わせて拝むと恋人と別れてしまうらしいです」という優さん。 「えーっと、どの辺りが『しあわせ』地蔵なんですか?(笑)」「さぁ?(笑)」 そう言いつつ、恋人がいない僕は気にせず手を合わせる。 隣で優さんも手を合わせる。 …って、ええんかい!!(汗)
その近くに洞窟があるらしく2人で付近を捜索するがそれらしきものは発見できず。 その代わり、大量のセミの抜け殻を発見して大興奮の2人。 だって、半端じゃないんです。隣り合った2枚の葉っぱに5匹分の抜け殻が止まってたり、 2匹が並んで止まっているその背中に別の抜け殻が止まってたり。 まさにセミの組み体操・ピラミッド。 なんだ?ここはそんなに孵化しやすい場所なのか? あとからα-7Dの写真をチェックしたら、抜け殻だけで10枚以上撮ってました。(爆)
岩屋には辿り着けなかったものの(後から聞くと、探索していたのと逆の方にあったらしい) それなりの満足感を得て、我々は宿根木に着いた。 古い町並みが保存されている海のそばの一角である。 駐車場に車を停めて「ソフトクリーム」という看板を見つける。 (そういえばこの日はお馴染みのドラえもん色のミニではなく、 おっきい車だった。なぜならミニのエアコンが壊れていたから。笑) 満場一致でソフトクリームを食べることに決定しお店に入ると、 優さんが首からぶら下げていたローライを見てタクシーの運ちゃんが話しかけてきた。 「おおっ、こりゃ珍しいカメラを持ってるねー」 そこから始まる運ちゃんのカメラ談義。 とにかくローライのような古いカメラをきちんと使える状態で持っていることに感心している様子。
そこで僕もそそくさとオートコードを取り出す。 「僕もこんなの持ってるんですよー。ローライじゃないんですけどね」 こちらにも感心する運ちゃん。よしよし、負けてないぞ。(メラメラ) (↑このライバル心メラメラは優さんにもばれていた模様。笑)
ソフトクリームを買って食べ歩きながら古い町並みに入って行く。 「いい雰囲気ですね〜」とか言いながら歩いていた僕はふと目線を下げて「うわっ!!」と叫んでしまった。
α-7Dのレンズ、ソフトクリームまみれ。 やっちゃった…前のデジカメにたこ焼きのソースをかけて以来の失態である。 優さんに笑われながらハンカチでぬぐう。
そうやって笑っている優さんも優さんなのだった。 撮りたい風景を見つけて露出計を取り出し、露出を測る。 露出を合わせてローライを構え、慎重にピントと構図を決める。 そしてシャッターを押し…
「あ、巻き上げるの忘れてた!!」
アンタはnanaさんか!というツッコミを入れること、滞在中に10数回。 優さんはかなりの天然です。
そして「あれ?こっちになにがあるんでしたっけ?」と聞く優さん。 宿根木どころか佐渡すら初めてな僕になんで道聞くんですか? 優さんはかなりの方向音痴でもあります。
そうやって笑っていたら… 露出計を取り出して露出を測り、露出を合わせてオートコードを構えてピントと構図を決め、 おもむろにシャッターを押した後に僕が言った一言。
「あ、さっきフィルム終わったんでした!」
はい、めっちゃ笑われました。
宿根木の集落の中に1軒だけ入場料を払って中を見られる立派なお宅があり、そこに入ってみる。 中はすごくフォトジェニック。僕も優さんもばっしばしと撮る。 この宿根木には夏休みの間、地元の中学生が観光客を無料で案内してくれる制度があるんだけど、 その家の中でそんな中学生が優さんのローライを見て言った。
「うわ、めっちゃ懐かしいカメラ!」
お前、年いくつやねん!!(←このツッコミは口に出して言った。笑)
町並みを一回りした後、海の方へ行ってみる。 と、遠くの方で子供が服を着たまま海に飛び込んで行くのが見えた。 フォトジェニ〜〜〜ック!! 急いで2人で向かう。 彼らは埼玉から来ていたご家族連れで、お父さんも3人の男の子も着衣のまま海に飛び込んで遊んでいる。 それを少し離れた場所からお母さんが少しあきれた笑顔で眺めていた。
そこに近づいてくる、カメラをぶら下げた2人組(=僕ら)を見つけたお父さん(タヌキみたいなおっちゃん)が 「ちょっと撮ってもらってもいいですか?」とカメラを差し出して来て子供たちを海辺に並ばせた。 ははーん。(にやり) ピンと来た僕たちは、渡されたカメラを優さんが構え、僕がα-7Dで撮ることに。 お母さんは「嫌よ、もっとこっちで撮ればいいじゃない!」と抵抗しているが、 子供たちが「海辺がいい!!」と言い張り、結局海辺に並ぶ。(にやり) そして優さんが「行きますよー!」と撮った次の瞬間、 ダッシュで逃げようとするお母さんを中学生くらいの息子さんとお父さんが捕まえる! そしてそのまま4人がかりでお母さんを海に放り投げたのだった。一緒に一番下の息子さんも落ちた。(笑)
その一部始終を狙い通り撮った僕が、ご家族にそれを見せる。湧き上がる大爆笑。 怒っていたお母さんも最後には笑い出す。 ああ、写真っていいなぁ。。
そう浸っていた僕にお父さん(タヌキみたいなおっちゃん)が話しかけて来た。 お「いいねぇ、こんなかわいい奥さんを連れて」 僕「いや、…」 お「ホント色白でうらやましいねぇ」 そうじゃないんです、と僕に反論させる暇も与えず、ひたすら話し続けるお父さん。 そしてとうとう、奴は言った。言ってしまった。 優さんに向かって、「こんなタヌキ親父のどこがいいの?」と言い放ったのだ。 何度も言うが、タヌキみたいな親父がである。 お、お前に言われたないわーーー!!! 叫びは心の中だけにして「いや、彼女とかそういうのじゃないですから」とあくまで紳士的に対応したのだった。 あとから優さんに「せっかく『全て』って答えようと思ってたのに」と言われました。 そんな哀れみ、いりません。。(泣)
宿根木を後にし、海へと車を走らせる。 その途中でのどが渇いた僕たちは、自販機を見つけて車を停めた。 「なに飲みます?買ってきますよー」という優さんに「じゃあ、アクティブダイエットを」というと、 「歩くだけでいいやつですね?」とお腹を見ながら笑われた。
最近また太っただの昔より腹が出てるだの散々言われるが、初対面の女の子に笑われたのは初めてである。 そう。優さんはネット上ではうまく猫をかぶっているが、本当はかなりの毒舌なのだった。
ちなみに帰ってきた優さんが手にしていたのは僕の「アクエリアス・アクティブダイエット」と自分用の普通の「アクエリアス」。
ち、ちくしょーーー!!(T-T)
で、友達が帰って来たので今日はこの辺で。 どの辺が「かいつまんで」なのか、自分でも疑問に思う今日この頃。。。
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