日々あんだら
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2005年03月18日(金) カメラの構え方

カメラの構え方は人それぞれだ。
でも、基本は「ブレにくい構え方」だと思っている。
その次に「ヘリコイドの操作がしやすいこと」「構図をすぐ変えられること」「周りの迷惑にならないこと」
あたりが来るかな?
カメラがブレないように支えて、脇をしっかり締める。脇が空いてたらブレやすくなってしまう。



<図1>

僕の横位置での構え方は図1の通りである。
(※写真は全部鏡越しなので左右逆になってます。←反転するの忘れてた)
まあちょっと脇を締めすぎて肩に力が入っているようにも見えるけど、
肘を脇腹に乗せるくらいの感じで構えた方が個人的にはブレにくい。
ちなみに写真では見えないが、左手の薬指と中指を折って、
その2本の指の第二関節の上にカメラを置くような感じで持っている。
指を伸ばして掌から指の腹全体で支えるよりももちろんブレやすいかもしれないが、
こちらの方が手首が立ってヘリコイドの操作がスムースに行える。




<図2>

別の構え方では、図2のようにレンズを上から持つ人も多い。(特に女の子に多いかな?)
そういえば前に「情熱大陸」を見ていたら、ニナミカもこの構え方で撮ってたように記憶している。

で、別にニナミカに文句をつけるつもりは毛頭ないのだが(笑)、この構え方は図1の構え方よりもブレやすい。
試しにカメラを左手だけで構えてみて欲しい。
図1の構え方は左手1本でも安定して構えられると思うけど、図2の構え方ではかなり不安定なはずだ。
要は図2の構え方だと右手がカメラを支える割合が大きいわけだが、
そもそも右手にはシャッターボタンを押すという役割がある。
「動かないように支えている」右手で、「カメラ(のボタン)を動かす」という、
一種矛盾した動作をしなければならない。
右手の「カメラを支える役割」はできるだけ小さくして、
左手を中心にカメラを支えるようにした方が安定する、と思う。



さて、ここまでは各人細かい違いはあってもまだよく見かける構え方である。
が、以前僕はものすごい構え方をする人を見たことがあるのだ。

その人とはメミさんである。

なかなか素敵な写真を撮り、素敵な文章を紡ぎだし、おいしい料理を食べさせてくれる、
スーパー天然ボケねえさんだ。(褒めてます)


年明け早々、そのメミさん相手に「デジタル一眼講座」たるものを偉そうにやっていた時のこと。
メミさんがカメラを構えているのを見て、僕は軽く後ろにのけぞった。
…後ろの壁で後頭部を打った。(爆)


「な、なんすかそれ!!」


メミさんは左手の人差し指と中指の間で下からレンズを挟み、他の3本の指でボディの底を支えるという、
未だかつて人類が目にしたことのない(※推定)斬新な構え方をしていたのである。(図3)

<図3>


「そんな構え方してたらダメですよ」
即座にダメ出し。するとメミさんは図2の構え方に変える。
「違う違う、左手は下から支えるんです。あのね、左手だけでカメラを持ってみてください」
と、上記と同じく左手1本で構えたら下から支える方が安定するでしょ、と説明する。

「よりによってこんな構え方なんて…」
続けてメミ方式で左手だけでカメラを持つ僕。

ほら、全然安定しな…

安定…


…あれ???


「思ったより安定する…」

そうなのである。意外や意外、メミ方式はカメラがものすごく安定する構え方だったのだ。
ある程度コンパクトなカメラ(*ist D系とか)なら、図1の構え方よりも安定するかもしれん。

「ホラ!」
胸を張るメミさん。

「…(汗)。でもこれだとズームリングやピントリングを回してから持ち替えないといけないでしょ?」
そう反論はしたのだが、単焦点レンズをAFで使う場合には特にそんな必要もないし、案外使えるかも。

将来、この方式がカメラ界のスタンダードになった時には、
メミさんはその発案者として歴史に名を残すかもしれない。(笑)



あなただけの変わった持ち方はありますか?



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