日々あんだら
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チャボさんのお見合い写真。(笑)
僕が集合場所に到着したのは、待ち合わせの時間ぴったりの10時半だった。 まだ誰も来ていないので、とりあえずメールでも打とうかと携帯を取り出す。 と、そこへ携帯を片手に駆け寄ってくる彼女の姿が見えた。
「TC-1の調子はどう?」 挨拶代わりに聞く。 「やっと1本現像に出したばっかりなんですよー」 そう言う彼女の手にはフィルムが2本握られていた。 KODAK HDとFUJI PRESTO400。
プレスト?
「今TC-1にはモノクロを入れてるんです」 そう言って彼女は小さく笑った。
てな感じで、ちょっとシリアスっぽく書き始めたが、疲れたので元に戻す。 昨日は空中庭園→伊丹空港→HEPの観覧車、と空を撮りに行こう!という「空オフ」。 待合わせはいつものヨドバシ1F。 メンバーは僕とゆりさん、&まだ姿を見せていないチャボさんである。 空中庭園とHEPの観覧車はしょっちゅう行ってるやん。
そんなツッコミを入れられるあなたは、この日記の熱心な読者です。ありがとう。 でも、当然そんなツッコミは入れられない方が、さらにありがたいのである。
わかってるね?(笑)
さて、チャボさんが姿を見せないので、先にB1のDPEコーナーにフィルムを取りに行こうかと考える。 あれ?でもそう言えば…
「ゆりさんて、チャボさん知ってましたっけ?」 「いえ」
そういや会ったことないかもなぁ。
「どんな人なんですか?」 「でっかい人」 「イチョさんくらい?」 「身長は同じくらいでかくて、横幅はもっとでかい。がっちりしてる感じ」 「あの身長でもっとがっちりしてるんですか!?」
そんな会話を交わしていると、僕の携帯が震えた。
「チャボですけど」 「あ、どーもhideです」
街中で携帯相手に「チャボですけど」と大きな声で名乗っているところを想像する。 目立つんだろうなぁ…
僕たちは建物の中にいたのだが、どうやらチャボさんは外にいたらしい。 「中ですよ」と伝えていたら入り口から携帯片手にチャボさんが入ってくるのが見えた。
「あーっ!」
いきなりゆりさんが驚く。
「さっき、フィルム売り場で見ました!」 「あ、さっきフィルム買ってた人?」
…自分ら、時間潰しの選択肢はそこしかないんかい。(笑)
簡単に紹介してから、空中庭園に向かって歩き出す。 「空オフ」の日だというのに、空はどんよりと曇っている。 今日の天気予報は雨のち晴れ。まだ雨が降ってないだけましなのか。
しかしチャボさんと僕はすでにハイテンションである。 「朝から壊れてますね」とゆりさんにも言われる始末。 …が、それはいつものことなのだ。 素面でもハイテンションなのが「ウーロン部」が「ウーロン部」たる所以なのである。(笑)
空中庭園(スカイビル)に到着する。 今まで何度か、エスカレーターを登りすぎ批判を受けた不肖hideであるが、そう何度も同じミスをする男ではない。 今回はしっかり空中庭園への受付がある階で降りる。
「あ!!」
と、突然叫び声をあげる僕。驚く2人。
「空中庭園の割引券、忘れた…」
それは、前回来た時に、haru。ちゃんに「持ってきてないの?」とつっこまれたことだった。 …同じミス、やっちゃいました。(爆)
空中庭園大明神でゆりさんがおみくじを引く。結果は吉。 4月から東京に行く彼女、「転居」のところを見ると…
「東が吉」
うおー、めっちゃええやん!! 喜びながら、「恋愛」のところを見ると、「将来にはいいことがあります」というようなコメント。 「ぷぷぷ、今はアカンのや。(笑)」と、自分のことは棚に上げて笑う僕。
空中庭園の一番上の展望台まで上る。 ここ、晴れてたらホントに気持ちのいい場所なんだけど。 何枚か写真を撮ったあと、「そう言えば」と僕は望遠レンズを取り出した。 これは3月末に甲子園のアルプススタンドで使うために、zuzuさんから借りたもの。 70-300mmである。α-7Dに着けると450mm相当まで使える。これはかなりの望遠である。
で、空中庭園から450mm相当で向こうの方のビルを試しに1枚撮ってみる。 …と、
うにょにょにょにょー!!
そのビルの窓際に置かれてある電気スタンドまで見えるじゃないですか!! しかも手ブレ補正の恩恵もあって、結構シャープに写っている。 幸いにも人は写ってなかったが、これで変なことをしている人たちでもいれば、立派な盗撮である。 うん、あんまりこういうところでは使わないようにしよう…。^^;
で、代わりに…
カシャ。
「わはははは!!!」 爆笑しながらゆりさんとチャボさんに液晶モニターを見せる。
「ぶわははははっ!!」
そこには、画面からはみ出すくらいにどアップな、チャボさんの顔が写されていた。(笑)
雨もポツポツ来だしたので、空中庭園を後にする。 近くにチャボさんのお友達が写真展をやっているカフェがある、というのでそこに向かう。 時は11時30分。そろそろお昼時でもある。 「そこ、カレーがありますよ」 チャボさんに声に沸きたつ気持ちを抑えきれない僕。 今週、ここまで6日間で4回カレーを食べていることはなんの障害にもならないのだ。
歩いて5分くらいのそのカフェに着く。 が、お店が閉まっているではないか!! 張り紙を見て「12時からかー」とチャボさん。まああと少しくらいなら待ってもいいかなぁ…
「あ、違う、土日は14時からや!」
…さて、どこに行こう。(笑)
すっかりカレーモードのスイッチが入っていた僕たちは、協議の結果、本町の「船場カリー」へ行くことになった。
チャボさんの運転する車で本町まで行く。 この車、チャボさんの会社の社用車なんだけど、なかなかイカス。 パワーウインドウではないのである。グルグル回して窓を開けるのである。 かつ、集中ドアロックでもないので、運転席から入ったチャボさんが手を伸ばして助手席の鍵を開けてくれるのである。 なのに、カーナビとETCはついているのだ。(笑)
そんなナイスな車を僕のナビで走らせ(カーナビちゃうんかい!)、お店へ。 ちょうどお昼時だったし、そんなに広いお店でもないので、ちょっと行列ができている。 待っている間、張り出されているメニューを見て何にするか考える。 僕は牛すじネギカレー(ここはネギトッピングがめちゃ旨い)、ゆりさんは野菜カレーに決める。 そしてチャボさんは…
「………(無言)」
真剣な目でメニューを睨みつけるチャボさん。 こんな真剣な目をした彼を見たことはない。まさに獲物を狙う猛禽の目である。(笑)
そして店に入る。 まだ悩んでいるチャボさん。さすが、食に関しては一切の妥協を許さない男である。 だんだん横顔が海○雄山に見えてきた。
しかし…
「今日のサービスはカツチーズカリーらしいよ」 「あ、じゃあそれで」
へ? そんなので決めていいの? さっきまでの鋭い横顔はどこ行った?
あっさり決めたチャボさんだった。 「あ、温泉卵、ダブルで」 …そうそう、チャボさんはパラボラでも必ず温泉卵を2個頼む人だった。 コレステロール、たまるぞ。(笑)
カレーでお腹を満たした3人は伊丹空港に向かうことにした。 お腹いっぱいで車に揺られていると…
…
…くぅ。
「…お腹いっぱいやと眠くなるよね」 「そうなったら黙ってラジオのボリュームを大きくするから」
僕のつぶやきに、ニヤリと笑いながらチャボさんは言った。
前にもこの日記に書いたが、伊丹空港は滑走路のすぐ外まで近寄ることができ、 着陸する飛行機が頭の真上を通るのを見ることができる。 今日の「2つ目の空」はその飛行機を撮るのが目的なのである。
ただ、そこへ行くには工場地帯の方に横道を入っていかないといけないんだけど… どこで曲がればいいか結構あいまいだったりする。 道を走りながらチャボさんに「右側の車線に入ってゆっくり走って」とお願いする。 どこだったかなぁ…
と、
「あ!今のとこ!!」
後部座席に座っていたので反応が遅れた。 車は右折すべき交差点を過ぎて直進してしまう。 次の交差点(ちょっと遠い)でUターンして戻る。
「えーと、たしか次の交差点を左折…あ、あの前の車が曲がっていくところ」
完璧なナビだ。 チャボさんはそれに従って左折し、すき屋に入って行こうとして…
「あ、違う!そこすき屋!!」
大爆笑である。交差点の手前のすき屋の駐車場に入りかけたのだ。 交差点はもう一つ先だった。 もうみんな大爆笑なのである。 頼む、チャボさん前向いて運転してください。(笑)
目的地に着く。 いきなり頭の上を飛んで行く飛行機に大興奮の2人。 冷静を装いつつ、撮影したくてウズウズする僕。
ここ、本当にひっきりなしに飛行機が飛んでくるんです。 1台頭の真上を飛び越えて行って、着陸したのを見届け、振り返るともう次の飛行機のライトが見えてるくらい。 …あ、その後ろにもう1つライトが。
しかもその合間を縫って同じ滑走路を飛行機が離陸していく。
これ、どれか1機でも離陸とか着陸に失敗したら、その後ろの飛行機が突っ込んでしまうんちゃうか? そんな思いもよぎりつつ、しかし降りしきる雨をチャボさんが車から取って来てくれた傘でしのぎながら バッシャバッシャ撮る。
が、これ、頭の真上(数十m上)を飛行機が通るので、音がすごい。 ゆりさんは「耳が痛い」と少し離れたところに立って、横から撮り始めた。(笑) そして飛行機が通り過ぎた数秒後にやってくる風がもっとすごい。 チャボさんが傘を飛ばされてダッシュでおいかける。 …なので、飛行機が来る直前に傘を畳まないといけない。 うおー、買ったばっかのカメラが濡れる〜。デジカメは水に弱いねんって!!
それにしても飛行機、着陸寸前とは言っても早い。 しかも広角レンズを着けても、フレームに入りきるか入り切らないか、ギリギリの大きさである。 シャッターを切るタイミングが難しい。 α-7Dのシャッタータイムラグは、体感的にDiMAGE 7Hiより早くて、SRT101より遅い。 ちょうど中途半端なタイムラグなので、なかなか思うところで撮れなくてイライラする。 もっと撮って慣れないとなぁ…
でも何回もチャレンジしてるうちにばっちりなタイミングで撮れた1枚。 カメラを構えるチャボさんの頭上を飛び越える飛行機。(上の写真ね) 思ったとおりの1枚が撮れて狂喜乱舞する僕。 「これ、チャボさんのお見合い写真に使って!!」と強要する。 「いや、顔写ってないから!」と突っ込まれると「あんなすました顔写真でどんな人かなんてわからへんやんか」と返す。 「あれはあれでいいとして、他にも『僕は普段こんなことをしてます』ってフォトブックもつければええねん!」
完全に屁理屈である。ゆりさんも無理矢理巻き込んで、チャボさんに迫る。 とりあえずmixiのプロフ写真に使ってもらう約束はした。
…まあ、一番でっかく写ってるのは飛行機やねんけど。(笑)
しかし本当にひっきりなしに飛行機が飛んでくる。 ある程度いいのが撮れたことだし、雨足も強くなってきたのでそこを去ることにした。
その後、今日が写真展の最終日らしいので、さっき閉まってたカフェに戻る。 移動する車の中、少し疲れが出たのか、さっきまであんなにハイテンションだった一行も口数が少なく…
少なく…
すくな…
…
ウワァン
いきなりラジオのボリュームが大きくなって、僕はびっくりして顔を跳ね上げた。 目が合ったチャボさんがにやっと笑う。
寝てなかったってば!!(汗) ちょっとうつむいてただけやってば!!! てか、なんで運転手のチャボさんと後部座席のおれの目が合うねん!! 前見て運転してくれ〜〜〜〜。(滝汗)
カフェに着く。(名前忘れた) ドアを開けようとすると…取っ手が取れかけなんですけど。ガムテープで止めてるんですけど…
で、中に入ってびっくり!! なんですか?この空間は。 上手いこと言えないんですけど、倉庫みたいなだだっぴろい板張りの空間。 そこにテーブルと灯りがポツポツ置かれていてほんのりと明るい。 片隅には中2階が(手作りっぽく)作られ、その下の席は、薄い布で覆われている。
こう…なんと言ったらいいのか…あえて第一印象のままで言わせてもらうと、
秘密基地
これだ。(笑)
中2階の下と上で迷った挙句、上へ上がる。 なんとかと煙は高いところが好きなのだ。 席についてバナナラッシーとマンゴーラッシーと抹茶ラッシー(笑)を頼んでまったり。 正真正銘の2階でやっている写真展を見たり、お昼寝したり、お昼寝しているチャボさんを2人で撮ったりする。
晩御飯までまだ時間があったのでパラボラに行くことにする。 行く道すがら、チャボさんから「1日限定5個のババロア」の話を聞かされる。 いつもならもう売り切れている時間だそうだが、この日は雨。まだ残っている期待がある。
チャボさんより先に店に入って、入った瞬間に「ババロア!」と叫んでやる。 僕はそう心に決めた。
中崎町に着くと車を止め、まずはJAM POTに立ち寄る。 ホントあそこは危険地帯である。今は給料日前でなにも買わずに済んだが、次に行った時に買うものはもう決めた。(笑) 隠れ積み木マニアのチャボさんが積み木を、ゆりさんが耐熱グラス2つ買った。
パラボラに向かう。 チャボさんがドアを開けて入り「ババロアあります!?」
あっ!!!!!
同じことを考えていたのだ。先を越されてしまった。 「もう1個!!」慌てて続ける。 ちょうどあと2つ残っていたらしく、ついに幻のババロアを食すことができることになった。 (どうやら後から聞いた話では、オーナーの奥さんが1つ食べようとしていたところだったらしい。 どうりで微妙な反応が返って来たなと思った。笑)
2階の席に上がり、こないだのキャンドルパーティーで撮った写真をみんなで見たり、 僕の中で不動の「トップ・オブ・スイーツ」であるレンレンの杏仁豆腐に匹敵するババロアに感動したりしつつ、 晩御飯の予約の時間が来るまでまったりすごす。
チャボさんはなんか外出して帰ってこない。 僕は2匹の編み猫を取り出したり写真を撮ったり。 ゆりさんは雑誌を読みながら京都のカフェ特集(でしたっけ?)に食いついている。
…なんなんですか、このだらけっぷりは。(笑)
存分にだらけたあと、時間が来たので焼き鳥屋に向かう。 ウーロン部の新年会でも行った「かまど(漢字忘れた)」である。 先週末も、前日も焼き鳥だったという隠れ焼き鳥マニアのゆりさんのご要望である。
車なので飲めないチャボさんと2人でウーロン茶を頼み(だってウーロン部ですもの)、 とりあえずお造りの五種盛りと串ものをどっさり頼む。 お造りはまた人数分頼もうとしたチャボさんを抑えて1つだけにする。(笑)
前に来た時も思ったけど、やっぱりここの焼き鳥は旨い。 「当たり外れのない男」と呼ばれる僕だが、このお店は自信を持って人に勧められる。 (鳥嫌いの人は除く)
おいしい焼き鳥とソフトドリンクを楽しみながら(ゆりさんは焼酎)、気付いたら3時間以上居座ってしまった。 チャボさんとモモさんのこれからについて話を聞いたり(ウソは言ってないでしょ?笑)、 次なるイベントの計画を立てたり。 名前だけでなんにも活動していなかった、例のチームの初イベントがとうとう動き出しそうである。 その話を横で聞いていたゆりさんは、魚眼を買う決心を固めていた。(ぷぷぷ)
結局お店に長居しすぎてしまい、観覧車は断念して帰ってきました。 観覧車に乗るとロマンチック話を強要されるので、かなりほっとした。(笑) ゆりさん、春から東京に引っ越しますので、みんな遊んであげてねー。 4月にレンレンで集まろう。(笑)
今日はScan Dayにしようと思ってたのに、この日記のせいでできなかった… 来週はちょっと日記のペースを落としてスキャンします。。。
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