杞憂と言う言葉の語源は「 杞の国の人が、天が落ちてきたり、 大地が崩れたりしないかと、あり得ないことを心配して、夜も眠れず食事も食べられ なかったという『列子(天瑞)』の故事」だと知った時(たぶん中学時代) 空を見上げて・・・確かに落ちてはこないと確信は持ったが、 地面に寝そべってると空が落ちてくるような感覚を味わった経験がある事は確かだ。
それにしても、杞憂に終わってくれれば〜って思うぐらい地面が崩れていく様を見るのはつらい。 東北津波の時、畑の中を走る車が水に飲み込まれそうになっていく様や家も車も電柱も水に押し倒されていく映像が未だに頭から消えない。 そこには生身の人間が存在してる。 たぶん眠れぬ夜を過ごされてそれでも朝になれば昨日の事は夢だったと言えたらどんなに良いだろうと思われてる方ばかりだろう。
災害は他人ごとではない。 と、わかっていても・・・いつどこで起こるかもわからないという現実。 それは杞の国の人のように常にドキドキして暮らす事じゃない。 ネットでも言われているがこれで意気消沈して経済が回らないことの方がヤバいかもしれない。激しく心が痛むことは事実だが、 笑って過ごせとは言わないが平常心で自分の持ち場で生きていくしかない。
お亡くなりになられた方には心からのご冥福をお祈りします。 そして、一日でも早く地震や余震がおさまり、穏やかな日が訪れることを願わずにいられない。
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