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恋する研究所*
りう
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2006年05月23日(火)
たまにはHOTな話題

最近、めっきり更新頻度が落ち気味で、しかも内容は数日または数週間遅れのものばかりだったので、今日はほやほやの話を書きます。(何の宣言だ?)

起こった日と書いた日にずれがあるのがどうも…ということではないのですが。
だって、起こった日に書けないこともあるし、気持ちが落ち着いてからでないと書けなかったものもあるから。

でも、鮮度の高い話は久し振り(^-^)

昨日の夜中、久し振りにセージと電話。
向こうから一回かかってきてたんだけど、その時に電源入れてなくて、
<気付いたら電話して>
ってメールが。
つーか、もっかいかけ直してきて下さい(`皿´)
一応、そっちからかけて的な返事をしたんだけど、何時まで経ってもかかってこなかったから諦めてこっちからかけました。

そしたら、寝てた。
電話越しのねぼけた声。

「寝てるなら切るよ?」
って言う私に、

「うん。つーか、アレ、何か聞きたいことあったんだけど…うーん…忘れた」

とセージは唸りながら考えている様子。

「何? 今度の飲み会のこと?」


「うーん…何だっけ…」

今度の飲み会(合コンじゃないと思う…)のことだとは思うんだけど。

「あっ。お前の友達は飲めるの? それが聞きたかったんだ」

「少なくとも私よりは飲めるよ。普通に2〜3杯くらいかなあ、多分」


「あー、じゃあ後輩くん潰されるわ」

「潰されないよ! 飲ませるような人じゃないし!」


「後輩くん、勢い良く飲むからね。そんで潰れる」


「じゃあセージがどうにかしてよ」

「どっちかっていうと、潰れろってほうの教育方針だからなあだめだなあ」


「後輩くんが潰れたらこっちだって困るじゃん」

「介抱してあげればいいじゃん」

「…じゃあそしたらセージの部屋の前に置き去りにする」


「良いよ。隣の部屋だし」
※二人は同じ寮のお隣さん

「何で飲み方知らないの? 学生じゃないんだし」

「飲み方知らないね。あんまり遊んでこなかったって。いいじゃん、潰れたら送ってってやんなよ」

「嫌だよ。第一、私が送ってったら怪しまれるじゃん、道知ってるんだから。あ、でも覚えてないけど!」

「まあ、確かに」


そんな感じで始まった電話なのだけど、
私にはその飲み会で一個懸案事項があって、それは、セージが女の子を「お前」って呼ぶこと。
私の友達はそれをされると「むかつく」って前に言ってたから。
もし、セージが彼女をそう呼んじゃったらマズイだろうなあ。
セージは間違いなく私のことはお前って呼ぶし、私は彼に関しては納得してるからいいんだけど。
そんなことを言ったら、「それはマズイね」って彼も言ってて。

「友達を初対面でお前とは呼ばないけど、お前のことはお前って呼ぶだろ?」
って。
今でさえ、友達のことは名前知らないっていうのもあるけど、職業で呼んでるくらいだし…。
当日もセージはそう言っちゃいそうな気がしなくもない(--;)

りうのことをお前って呼んでるのを見た彼女が気分を害さないとも限らないし。

う〜ん。雰囲気が険悪にならなきゃいいなあ。
セージは後輩くんと彼女をくっつけたがってる。もしくは私…ありえない。
しかも、その飲み会のことが会社の人にバレて、
「どういう女の子が来るの?」
って話になったらしい。
セージは、

「一人は◎◎(友達の職業名)で。俺の友達は、確か帰国子女で、留学してたって」

って言ったんだって。
無論、

「私、帰国じゃないし! 留学なんてしたことないし!」

ソッコーで反論ですよ!
でも、後輩くんは帰国だから、その場で
「じゃあ同じ帰国の子(=私)でいいじゃん!」
ってなったらしい。
…どんな職場ですか…。
しかも帰国の子「で」。

「英語喋れんだろ?」


「う〜。いや〜、ちょこっとね。でも日常生活に不自由しないとかじゃないもん。帰国じゃないよ!」

私の英語力なんて帰国からは程遠いよ…誇大表現にもほどがあるよ…。
学生時代に帰国や留学してた子が周りに多かったけど、欧米の帰国の子は割と「我関せず。going my way」な人が多くて苦手だったし…。
帰国の子が全員そうってわけじゃないけど。
「後輩くんはそういうのとは違うよ」ってセージは言うけど…。
前に、帰国と付き合いのあるヒロカズさんも言ってたけど、生粋の日本人とは考え方とか何か違うんだよね。うん。

てゆっか、りうを巻き込まないで〜!

で、後輩くんは頼りなさげな子らしいので、私の友達は女王様タイプだからって言ったら、
「おぉ〜。じゃあいいじゃん、くっつけようぜ」みたいなノリに。
多分、友達はそんなこと考えてないだろうから、私は引き気味です…。
何でそこまでしてくっつけたいのかっていうと「面白いから」だそうです。暇人〜。


そこから話は色々な展開をしてって、私達が付き合ってた頃の話へ。

「やたら濃いぃ一ヶ月だったけどな」


「うん。人の半年分を一ヶ月でしたって感じかも」

(訂正:半年分じゃなくて3か月分くらいって後で思いました・笑)

「な。そうだな」

「でもさ、一ヶ月でも濃かったし、幸せだったし、勉強したことたくさんあったし、私には必要な時間だったよ」

「ハッ、あっそう。ふうん」

「だって! でも、そうだもん」


「そうだな。俺もお前と付き合ってたくさん勉強した。こういう子もいるんだなって」

「え? 何が?」

「あんなにしたい子だとは思わなかった。女でもそういう子いるんだなって思ったよ」

「だーかーらー。アレはしょうがないじゃん。てゆっか、それだけじゃないもん」

前からも言われてたけど、旅行の時のこと、相当強烈な印象だったらしくて。
(あ、日記には1日分しか書いてないんだったっけ・汗)
自分でも不思議だけど、本当にあの時は止まんなかった…あわわ…。

「まぁな。俺も勉強したのはそれだけじゃないけど」
…ホントかよ(-。-;)
それなら嬉しいけど。

「短くても勉強出来て、それで次へ進んでいけばいいんじゃない?」


「そうだな。そういやお前、俺の後に一人付き合ったんだろ? どれくらい?」
セージには嘘吐いてたくなくて、別れた後だったけど、ヒロカズさんのことは言ってある。

「えー。短いよ。えっと…1ヶ月半…くらい?」

「俺より長いじゃん」

「でもうっすいよ。凄い薄かったもん」

正直、ヒロカズさんとセージとの付き合いを比べると、中身が充実してたのはセージだし、それに…。

「何て言うか、セージは私の中で他のお付き合いした人と違うんだよね」

「違う? 変ってこと?」

「いやいや。そうじゃなくて」

何と言おうか、言葉を選んだ。
『特別』じゃあ重過ぎる。
『違う』と言っても伝わらない。

「う〜んと…。セージは付き合い方もセックスの仕方も『別格』なんだよ」


「ちゃんとつけないとしないから?」

「そういうのもあるけど…。だってさ、つけないでしたいなんて言われただけでも怖くて安心して身体預けられないよ」

「ふうん。そういうことしてたんだ」

「いや、そうじゃないけど。(多分、ヒロカズさんとのことを言われてるんだろうな)」


「でも、こういうこと言うとまたアレだけど。何でか、お前とするの気持ち良かったんだよな」

「そうなんだ」
それは私も一緒だ。
だけど、私達は身体の相性がいいだけじゃやっていかれないことを知っている。

「だから、正直言って、お前から「身体だけになってもいいよ」みたいなことを言われた時は本当に迷ったし、会ってたら本当にしてた」

「うん」

セージと別れてから初めての電話で、実は、そういう話をけしかけていた。
非常に劣悪と言われても仕方ないけれど、セージの反応を見て楽しんでいたの。
先輩と通じた後だけどまだもやもやしてて、
ヒロカズさんとぐちゃぐちゃになった後で、やけっぱちになってたトコもあったし、
前からそうなるかもしれないみたいな予感があったんだ。
でも、結局はそうならなかった。
そういうつもりで会う直前でセージが体調を崩したから会いたくないってドタキャンしてきたから。

「でもね。私もそれで良かったって思ってるよ。私はセージのことをちゃんと人間として見てるし、セージにはちゃんと私のことを人として見て欲しいって思ってる。そういう欲望の捌け口としては見られたくない。だから、なくて正解。セージの判断は正しいよ」

「そうだな。でも、もしそうなってたら、お前はさせてただろ?」

「う〜…ん」

「させてたな。俺だってお前のこと分かってる」

「ん〜。でもそうでもないよ」

「いいや。させてた」

「でも良いじゃん。しなかったんだから。これで良かったんだよ」


「まあ、本当はちょっと体調崩したぐらいだったけどな」


「知ってる(笑)。メールもらった時、したくないんだなって思ったもん。それに理由が熱だって、熱出ても測らないって言ってた人が(笑)。分かりやすい嘘だね」

「確かに(笑)」

セージにはちゃんと自分の気持ちを伝えられて良かった。
先輩と通じた私がそんなこと思うのも矛盾してるだろうけど、
セージにはちゃんと人間として見て欲しい。
性欲のためだけの道具としては見られたくない。
そして、私もセージのことは人間として見ているし、だからこそ、セージと気持ちのないセックスはしたくない。
だから、私達の選択は正しかった。でしょ?

その後で何の流れだったか忘れたけど、



↑押したら見えるセージのビックリ発言

って。
ハイ? 何言ってるの?って一瞬思ったけど、大好物を目の前にぶら下げられたらもう二つ返事で

「行きたい!」

って返事しちゃった♪
ワーイ久し振りの旅行〜(*'▽')

「会社の人から何かチケットもらってさ。けど、二人だから」


「ねえねえ、温泉?」

「あ〜。確か、温泉旅館ってあった気がする」

「え〜! 凄い行きたい!!」
でも、会社で抽選で当たったら温泉旅館か何かのチケットがもらえるらしい。
ちぇ。何だ〜、ぬか喜びじゃん〜。
元々はセージにだけくれるつもりだったらしいんだけど、周りにいた他の人にも知られて欲しい人が複数いたから「不公平だから」って抽選になったんだって。

「但し。俺が六月までに彼女出来なかったらな」
エー。無条件じゃないの?
6月までってあと2週間ないじゃん!

「でも、セージは一発逆転がありうるからねえ。今度の飲み会でとか、他にクラブ行ったりとかでまたすぐできちゃいそう」
って、私は言ってるんだけど、セージは「可能性は1%もない」って言い切ってる。
でも、セージ自身はそろそろ作らないとヤバイみたいなことを言ってて。
友達からも彼女作れって心配されてるんだって。
私は、もうちょっと待った方が良いと思う。
だって、彼の心の中に元カノがいるのを知ってるから。

「セージが元カノさんのことをちゃんと乗り越えるか、次に付き合う女の子が越えてくれるかすれば良いけどね」

「そうだな」

「私には越えられなかったからね。どんな人か分からないけど、逆にそこまで思われてて羨ましい」

「どんな人ってなあ…」

「どっしり構えてる感じ?」

「あー。強かったな。みんなの前ではどっしり構えてた」

初めて、だ。
セージの心にずっといる元カノさんの話を聞いたの。
きっと付き合ってた頃には恐くて聞けなかっただけだと思うけど。
でも、今は普通に聞いていられる。

「つーか、何でこんなこと喋ってんだ? お前が聞いたからだ」

「だってさ。気になるもん、私が越えられなかったのはどんな凄い人なんだろうって」

「ふーん」
そこは私が敢えて触れなかった部分でもある。
だって、セージが別れたがってた中、そんなこと聞けなかったから。
気になっていたけど。
でも今は聞いてもなんとも思わなかった。
不安にもならず、かといって、負けた気もない。
ただ、そういう人が彼の中にいる、という事実だけ。

私は何度もセージに「タイミングだから」って言葉を言っていた。


ふいにセージから

「さっきの温泉がダメでも、どっか日帰りで行くか?」
って。

「ホントに? 私、鎌倉行きたかったんだよね。GW中も行くかどうか迷ったけど、結局行かなかったし」

「鎌倉はやだ。近いし。木更津は? 千葉県」


「温泉ある?」

「あるんじゃね? それか山梨でもいいか」

「山梨って、電車降りてからの交通手段って何?」

「バスだけどむちゃくちゃ交通の便は悪いよ。あ、お前の車で行けばいっか」

「えー。電車で行こうよ、疲れちゃうもん」


「でもなあ…。二人だろ、やりたくなったらヤバイな。やめるか」


「エ〜? なんないよ! てゆっかなんないでよ! 第一、同じ布団で寝るんじゃないし、ないでしょ」

「あ。そっか。それなら平気か。じゃあ同じ布団で寝るの禁止な」


「当たり前です」

「でも、もしそうなったら止まんねぇな」

「大丈夫。そしたら縛るなりなんなりするから」

「嫌だね。それに、一度生殺しにされてるからな。もしまたそうなったら、ほんっとに辛い」

付き合ってた頃、セージの部屋へ泊まった時、セージはそうなったんだよね。
我慢出来なくて手出してきたのはそっちなのに。
超根に持たれてる!(笑)

「あはは。そしたら口でしたげるよ(嘘・笑)」

「口でね。あ。でもそれなら後輩くん連れてって、4人が良いか」


「は? 何で4人なの」

「だから。後輩くんとお前の友達をくっ付けるんだよ」

「えぇ?!」

分かんない。
何でそこまでしてくっつけたがるのかなあ。
そんなの自然の流れに任せればいいのに。

「でも、とにかく温泉旅館のチケットだよ! 抽選に出して」

「分かったよ。ま、6月までに俺に彼女が出来なかったらな」

「あー…。まあ、そうだけどさ」


旅行の話をしてる途中だったか、セージが「何でこんなカップルっぽい会話してんだ?」って自問してた。
私が「カップルじゃないよ!」って言いましたけど。
そんな感じで2時間以上も…ケータイ代が…ぶるぶる!
その飲み会の打ち合わせでほぼ毎日のようにメールしてたり。
何だか、それだけを見ると付き合う前の知り合ったばっかりの頃を思い出す。

あー。とりあえず、その4人飲み会が上手く行くかどうか、それが心配。
セージも人見知りの緊張しぃだし。
それで潰れるとか言ってるし…もう。
私も人見知りするし、後輩くんは消極的な子らしいし。
あーあ。どうなるんだろ。

それに、旅行のことは実現するか分からない。
6月まで、じゃなくても、それまでに彼女が出来る可能性も0じゃない。
期待させといてやーめたっていうのは、どんな理由にせよ、セージはする人だからね。
あー、でも旅行に行きたいのはホント。
家族とか、一人旅しようと思ってたとこだし。

「私、前より生意気になったでしょ?」


「まあな」
セージと付き合ってた頃の猫がいなくなって、はっきり物を言うようになった。
嫌われたらどうしようって大きな恐怖がなくなったからかな。
良い、悪い、好き、嫌い、自己主張するようになった。
年上なのに呼び捨てにもしてる。
でも、こんな生意気な年下元カノを受け止めてくれてるセージに感謝してるよ。




後日談。
どんな心境の変化かは知らないけれど、セージから
<確かに相手を「お前」って呼ぶのは失礼だから、今度から名前で呼ぶようにするよ>
というような内容のメールが入ってきた。
欲を言えば、それは付き合ってた頃に気付いて欲しかったけど(笑)。
今度会う時は、名前で呼んでくれるのかなあ? 
ね、セージ。

気の置けない友達になれて良かったよ。

電話で話してる最中、
「別れたこと後悔してないし、また何かの縁でこうしてセージと電話出来てるんだから。嬉しいよ」
と私は言った。
本音を伝えられてることに、ちょっと自分の成長を感じられた。



気付いたら、
付き合ってた期間<付き合ってない期間
になってた。
ん〜。というより、
出会い〜付き合ってた期間<再び連絡を取り合って〜期間
の方が正しいかも。

何か、切ない。


エンピツ