清算します。
ヒロカズさんに、嘘を吐いたことが全部知られてしまいました。
二人のことは絶対周りに言うな、って言われていたのに、 飲み仲間の女の子に「ヒロカズさんに片思いしてる」って言って相談に乗ってもらってたの。 元カノさんに相談したことはまだ隠し続けてる。 でももう、無理。
嫌われたくなくて、嘘を吐いた。 子供みたい。 嘘は悪いって、小さい子でも知ってる。
その人を失いたくなかったからだとしても。
決して最初から欺くつもりはなかったけれど、 でも、一個嘘を吐くと、それを取り繕うために後から嘘を重ねなきゃいけなくなって、 結局、全部ダメになった。
私が「貴方を失いたくなかったから」と言っても、 彼は私の言うこと全て、聞こえない存在になってしまいました。
私の言うこと、一切信用してないって。 シノダさんのところへ泊まるつもりなかったって言っても、 彼は泊まる気があったと思ってるって。
ヒロカズさんから聞いた。 シノダさんが「あの子、おかしいんじゃない?」って言って、 次の日にヒロカズさんに泊まる気だったって話したこと。 ヒロカズさんはそっちを信用してる。
わけがわからなくなった。 あんなに真剣に相談に乗ってくれてた人が? この前も、また飲もうよって言ってくれた人が?
信じられない。
これも全部、私の嘘のせい。
人として最低限のことを守れなかった自分が悔しいし、情けない。 でも、全てこうして自分に返ってくるんだ。
こういう時に、新しく知り合った男の人からしきりに誘いのメールが入る。 こんな状態なのに、明るく返信しなきゃならない自分が嫌。
どうしよう。。。
大事な人に酷いことしておきながら、他の男達とのうのうとやってる、 そんな自分に腹が立つ。
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