ピコとチロの部屋
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テキスト餡
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A病院でのお話です。 受付のS子は患者さんへの対応がとても素敵です。 患者さんの事を良く覚えてて診察に見えた時、いろいろと話しかけています。 お年寄りの人が多いので、話しかけられて、それはそれはうれしそうに聞こえます。
今日は彼女の中学時代の先生のようでした。 「先生、昔より素敵に見えますよ!」 「あ〜そんなに言われたらうれしいですね。」 「先生、らっきょうって言われていたのを、知っていました?」 え〜何を言い出すんだろう? 私はボールペンを動かしながら背中越しに二人の話を聞いていました。
「先生、ちょうどいい位のシワが出来てツルツルさがなくなりました・・」 あっ、”らっきょう”ってツルツルなんだわ・・・私は妙に納得していました。 そして、『らっきょう』とは先生の”あだ名”なのだとわかりました。 でも、彼女ってすごい事、言ってるなと思いつつ、聞いていました。 すると先生が 「らっきょうらしさが、なくなったのですね」 う〜ん、これには先生はこう答えるしかないかなと感じていたら S子の隣りに座ってたK子が 「小学校の時、メダカと言われてた先生がいたのね。卒業の時、 皆でメダカの学校を歌いましょうって言ったの」 「わぁ〜それ、受けるね。メダカがメダカの学校を・・・・・」とS子 二人の笑い声がしました。
そして、先生の声はそれっきり聞こえなくなっていました。
『あだ名』のある先生って、いいではありませんか。 きっと、生徒に人気があったのでしょうと、思っていました。 ”らっきょうらしさ”がなくなった、先生って、どんなお顔だろう?! 私に振り向く勇気はありませんでした。
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