ピコとチロの部屋
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テキスト餡
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年末に同級生で集まった時に、年賀状の話がありました。
”義理で出してる人との、やめるタイミングが困る”の話でした。
『50円を使ってる』を考えてみたいと、私らは、いつもと違う真面目そうな
話をしていました。その時の私が
「今年、一年間、音沙汰なしのS子に、どうしようかな?」
と、皆に問いました。
S子と私は市内に住んでいますが、距離的に離れててバスで往復では
1000円を超えます。
娘さんが結婚までは、S子は娘さんと車で来て、二人一日遊んで帰る。
もしくは、娘さんが我が家にS子を連れてきて、夕方、迎えに来る・・・
が、月に一度はありました。
S子の娘さんが結婚して、ご主人さんが定年となって・・
何となく遠ざかりました。
私には別なお仲間がいて、『S子がいなくなる』に、さほど淋しさも
感じていませんでした。
「もし、届いて、後出しはいやだから、今年、一年は出したら・・」
が皆の、意見で・・・すると『2007年度年賀状』がS子から届きました。
”年賀状の後だし”にならず、私は救われていました。
一年十ヶ月後です。10月19日でした。S子から、ハガキが届きました。
近況報告と、”会って食事しましょう”の文面でした。
さぁ〜、仲良しのA子に電話です。
「ハガキ?会いたいなら電話よ!私らの年になれば、新しい友達つくりは
無理だから、思い出したんよ。それで連絡よ。貴方もハガキで返事を出せばいいのよ。」
が、A子の答えでした。考え込みましたが結局、私は電話をしました。
すると、一年十ヶ月の音沙汰なしの長さを感じました。
S子からのお話。そして、私が彼女から尋ねられた事!
知らずにいた事が、沢山ありました。
会う約束をしました。お互いが知ってるK子も誘いました。
三人で会います。私には”昔の人”になってたから、気持ちの乗らない再会日は次週です。
A子にこの気持ちを伝えたら、笑われるかしら?!
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