ピコとチロの部屋
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2007年08月20日(月) |
想い出”我が家のどんど晴れ” |
どんど晴れ
夏美(比嘉愛未)と柾樹(内田朝陽)の結婚式当日です。
カツノ(草笛光子)の病床に政良(奥田瑛二)を、平治(長門裕之)は
呼び寄せました。しかし、
妻子を捨て、加賀美屋をでた、政良を許せない、カツノでした。
『女将としての役目は果たされたから母親として・・・』
そう、さとされて、カツノは政良と抱き合うのでした。
最後まで筋を通そうとした、カツノの気持ちが感じられました。
さて、世の中では親子、兄弟姉妹、どういう事情があるかは、
それぞれでしょうが、カツノのように、昔かたぎな、人々、家族は
ありそうです。
私は父母が大好きでした。それぞれに良い処を持ち合わせてて・・・・・
父母の年の差は20歳!
父は満州大連にいました。親戚を尋ねた母は大連で、出会ったようです。
”結婚”と聞いて、母の両親は年の差に驚いたようで、
父を調べる為に、大連まで、出向いて、父を知り、許されて結婚となったようです。
引き上げて帰った父に叔父さんは、自分のお嫁さんの
妹さんと結婚をさせたかったようで、父に
”母には子供をつれて、里に帰らせなさい”
と書いてる手紙を父に届けていました。
父はその手紙を、ズボンのポケットに入れてたので、
洗濯をする、母にみつかりました。
その時、父は『弟とは縁をきったから・・』と告げたそうです。
六人兄弟ですから、結婚式とかで、父と叔父さんは会えるのですが
話す事は一度もありませんでした。父が病気になり、その時、
おじさんは(父の妹のご主人さん)『二人を仲直りさせたい』と
母に言ったようです。
母から”叔父さんが帰って来るから・・”と聞かされていました。
叔父さんが来たその日を私は忘れません。庭を竹箒で掃除してた
私の側に、背広姿の紳士です。叔父さんは大手企業の常務でした。
私を見て
「Gですが・・・」
と苗字を名乗りました。玄関に案内して、中学生だった私は外にいました。
おじさんから、後で聞いた話ですが父は
「お〜、帰ったのか・・」と言ったそうです。
そして、今だからわかるのですが、父は、その時、自分の命の
短さを知ったかも知れません。
叔父さんは実家に帰りたかったようです。
父が亡くなってからの叔父さんは、里帰りをする度に、私宅に寄りました。
母は”自分を追い出そうとしたのに・・”と言いながら、
「父ちゃんが喜ぶだろうから・・」と許していました。
さて、年頃になった私に、”父は知ってる”の人から結婚話が度々、ありました。
「Gさんの娘なら・・」
と、その人らは必ず母に伝えたそうです。
”あんたの事、知らないのに父ちゃんの娘ならと言ってくれるんだから、
在り難いね”と、母は言いました。
父が亡くなった事で、結婚生活は短かったですが、幸せな母の結婚を
私は見ていました。
お盆が終りました。『どんど晴れ』を観てて、父と叔父さんの話を
書いてみたく思いました。
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