ピコとチロの部屋
過去の日記|past|will
|HOME
|テレビ日記
|ブログテーマ日記
|逆流性食道炎
|掲示板
|
人気ブログランキング
|
テキスト餡
|
2005年03月16日(水) |
70歳?の娘には92歳の母 |
私の高校時代の先生と、ひょんな処から連絡がとれて、今、いろいろと
お誘いがあります。
当時は私は生徒 先生ですから ”先生、先生、”と言ってた方が私
今は逆転です。 ”Aさん、Aさん”と私の姿を追っては呼んで下さいます。
月日の流れというものとは、こんな感じです。(笑)
奥さんとも親しくなれました。旅行では奥さんの隣の席を確保してるのが
私です。お孫さんのお話で・・・
「学校帰りに家に寄って、宿題をするのよ」
「かわいいね。何年生?」
「六年生!」
「算数は無理でしょう?」わぁ〜何て事 言ってる私でしょう?(笑)
記憶ものっては、何年過ぎても覚えてられるですが・・・
歴史や地理 国語の文法なんては、今でもわかりそうな私
しかし順序だてて解く数学 これはもう無理です。
「算数は勿論駄目よ。それに国語の漢字が私らと違うのよ」
「漢字が? どうして?」
聞いたら
「競争の『競』が違うの。左ははねるんでしょう。私らはどちらも『兄』だったの」
「私は『はねる』だったよ。」
「歳がちがうもん! 孫の国語の勉強も見てあげれないのよ」
そこで笑ったらいけないのに”あっ 奥さんと私 年がいっぱい違うわ”で笑ってる私
その奥さんも同居してるお母さんとでは
「私、しっかりしてるわ。忘れてないもん!」と言いました。
92歳のお母さんと比べたら それは違いますって!!(笑)
そのお母さまが足が少し不自由で お外へは車椅子で移動とか・・・
ヘルパーさんが
「おばあちゃん、時にはお外でも気持ちいいですよ」
「娘が忙しいから、連れててくれないから・・・」
「動けるから動こうね。おばあちゃん太るわよ」
「食べれないというのに、一杯作って・・残すときげんが悪いから・・」
二時間で同居の場合は食事作りは駄目なようで、”お風呂にいれてもらう”
残り時間はおしゃべり相手をしてもらってるそうな・・・・・
お母さま
ベッド側のベルをならして奥さんを呼びつけて”無理難題”をおしつけるそうな・・・
注意するとボケたふり!
それがヘルパーさんの前ではシッカリ以上?の受け答え
嘘ついてでも、奥さんとのウップンばらしをしてるそうな・・・
玄関先で帰られるヘルパーさんを見送りながら
「公園にも連れてったのよ」と
おばあちゃん話を否定するような事を言いながら、自分が情けなくなると言いました。
話し声が聞こえるとストレスがたまるので、ヘルパーさんの訪問時間は
”出かける事にしたの!”と奥さんは明るく笑いました。
奥さんがいうには、
”ヘルパーさんを頼む時は、『遠方のヘルパーを』という事。 年寄りは
何を話すかわからない。作り話がホント話になってる。
聞かされたヘルパーさんが知ってる人だと恥ずかしい”と言いました。
何か、身につまされるお話です。私らも長生きをすれば”おばあちゃま”みたいになります。
時々こんなにして、お会いしてたら、”御家”
行った事はないのですが、間取りもちゃんと浮かぶようになっています。(笑)
|