2004年08月27日(金)
また またなのだ また君はそうやって僕の脳を横切ってゆくのだ 躊躇いもなく


前略


いい加減君の顔もおぼろげになってきたころ

僕は一枚のアルバムを手にするのです
しかしそれを開けることは
とてもとても勇気を必要とするものなのです

僕が君を思い出したくなるときは
たまにあることじゃあないのです
考えてみればそれはもうしょっちゅうなのです
思い出さなくちゃいけないという事実が
それはもう悲しくて


忘れたいのだけれど
忘れられないのではなく
忘れたくないのです ほんとうは

だけど誰も知らないのです
誰も知らなくていいのです

こんな僕の気持ちなど
君も知らなくていいのです


こうやって僕は何度もうそをついてきました
すべてうそです
すべてうそです
君がすきだということ以外。


ほんとうは




草々


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鳥海

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