高速道路の休日割引はGWなどは適用されない。それによって高速が大混雑するのを避けるわけだが、なんと今年からはその「割引除外」の適用範囲が3連休にも拡大されるらしい。ここで言う3連休というのは「土日月」ということで、祝日と日曜日が重なった場合に振り替えで月曜日が祝日になるというルールのためできたほとんどの連休を意味する。たとえば7月21日(月)は海の日で休みなんだが、19・20・21の3連休は休日割引がないのである。
運送会社はトラックドライバーに深夜割引とかこの休日割引を使わせていろいろと工夫して輸送コストを下げてきた。そのために時間待ちのトラックでPAが一杯になったりということが起きたわけだが、ルールをうまく利用して少しでも安くという努力は認めて欲しかったのである。それがまた適用範囲が減らされてしまうのだ。
3連休をできれば旅行のために使いたい。高速道路を安く利用したい。そういう国民の希望を常に打ち砕くのは一体誰なのか。そもそも高速道路の運営主体は民間企業であるNEXCO東日本とか西日本、九州などである。民間企業なら利益を最大限にすることを目標にすべきだ。その幹部の方々はこの3連休割引休止によって売り上げが拡大すると考えてるのだろうか。「安いからクルマで行こう」というオレのようなケチな人間が多数存在することをわかってないのだろうか。
そもそも振替休日という仕組みで3連休を作ったのは、それによって旅行者が増えたりして景気にプラスになると判断したからである。そういう「旅行者を増やす」意図の政策であったのに、「割引をやめる」という判断は矛盾するのである。どうしてそういうちぐはぐな政策を打ち出すのか。
3連休があれば一泊二日で少し遠くに行ける。オレの住む大阪からならクルマで片道300キロくらいなら余裕で行けそうだ。松江とか静岡、あたりならちょうどいいかも知れない。クルマでちょいと出かけるとなるとどんなプランにしようかとあれこれ考えるのだが、その時に「高速の休日割引」というのが適用されているならその分をお土産代とか、ホテルの客室のグレードアップなどに使えるのだ。
どうかこの「3連休は割引しない」という方針は撤回してもらいたいのである。インバウンドではない観光客を増やすためには「旅行したくなる」ような状況が必要だ。だからこそ3連休には高速道路の割引を適用してもらいたいのである。
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