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2025年02月03日(月) 節分を逃した人たち        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 節分と言えば2月3日であるというのが世間一般の常識である。ところが今年の節分は2月2日だったのである。これは節分の定義が「立春の前日」とされていて、2月2〜4の3日間の間のどれかの日になるわけで、たまたま2月3日であることが一番多かったからということで世間では「節分は2月3日」と思われていただけなのである。

 節分と言えば「恵方巻」である。肉や海鮮の高級食材をふんだんに用いた豪華な恵方巻も売られていて、売り場が賑わう日でもあるし、売れ残った恵方巻が廃棄されるという事件も過去には起きている。もちろん我が家でも食卓には恵方巻が無造作に置かれ、それが夕食となるのである。あんな食べにくいものを、きちんと方位を考えて丸かぶりしないといけないというのはまるで何かの罰ゲームである。

 その恵方巻を2月2日に買い忘れた人が続出したのが今年の節分だったのである。2月2日にたまたま恵方巻が売られているところに遭遇した人は「そうそう、今年は2月2日だったっけ」と購入できたわけだが、仕事に没頭してそれを忘れていた人たちが今年は大勢居た。そして帰宅してからTVに流れるニュースを視ていて「えっ、今日節分だったのか」と愕然とするのである。もう遅いのである。そういううっかり者たちのために恵方巻は2月3日も売られていたのだろうか。

 オレは2月2日、京都大学の近くにある吉田神社を参拝していた。吉田神社では節分にさまざまな行事が行われるのだが、オレのようなゲスな人間が期待するのは境内で300円で販売されている福豆についている抽選券である。協賛している京都のさまざまな企業団体、和菓子店などが豪華景品を用意してくれていて、それが当たるのである。そういうわけでオレはもちろん福豆を買って抽選に参加したのである。

 吉田神社の節分祭では、参道を多くの露店が埋め尽くす。かつては参拝者100万人と言われる大イベントだったらしいが、今はかなり人も少なくなって、京都駅から直通の臨時バスが運行されたというかつての面影はない。こんなに寂れてしまったのはコロナ以降なんだろうかと少し悲しくなる。オレが大学生の頃は後期試験の静寂と東一条通の露店の賑わいが対照的だったことを思い出すのである。

 今年の露店ではなんと焼きたての梅ヶ枝餅があった。太宰府に行けば必ず買って食べるやつである。1個150円と価格もリーズナブルだったので迷わず買ってその場で食べた。オレが期待していたマグロの串焼きの屋台はなかった。肉の串焼きは何店かあったが、あまり食欲をそそるものではなかった。また焼いてる方がタバコを吸いながらだったりするとオレは喰う気を無くすのである。露店の店主たちの喫煙率は異常に高かった。焼きそばやお好み焼きにしても、目の前で食べるものを調理しているところでタバコを吸うのはどうかなとオレは思うのである。

 この吉田神社の節分祭に出店する希望者も年々減ってるのだろうか。虫食いになってるスペースも多かった。昔の賑わいを知ってるだけにオレはなんだか寂しい気持ちになったのである。もっとこの行事が多くの人に知られて盛り上がって欲しいのである。中国では春節で多くの観光客が日本に来ているはずなのに、吉田神社に来ているのはほとんどが日本人だったのである。


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