2024年11月17日(日) |
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オレは11月10日にこんな記事を書いた。
デマは「言った者勝ち」である。どんなクソみたいな内容でも真っ赤な嘘でも、有権者の中の馬鹿は確実に騙せる。良識のある人よりも馬鹿の方が圧倒的に多いわけで、選挙というのは「いかに馬鹿の票を取るか」という馬鹿祭なのである。だから選挙の度に嘘を言いまくるようなやつが票を集めるのだ。国民民主のタマキンは「消費税5%」ということを選挙期間中はずっと語っていたが、当選したとたんに封印した。もともとそんなことはやる気がなかったのに、有権者に自党に投票させるツールとして「れいわ新選組」の方針をパクったのである。
兵庫県知事選挙ではあのデマッターで有名な立花が、亡くなった県民局長を貶めるデマをせっせとばらまいている。根も葉もないどころかかなり悪質な内容なんだが、それを維新支持者(馬鹿)は信じてさらに拡散している。
このまま行くと兵庫県知事選挙ではもしかしたら斎藤元彦が当選するかも知れない。あんなクソ野郎を当選させるだけでも兵庫県民は笑いものなんだが、その結果起きることを思えば笑ってもいられないのである。
大阪府庁や大阪市役所がまるで維新の会の出先機関のようにされてしまい、自治体の広報誌が維新の宣伝ビラのレベルになり、メディアが完全に維新の支配下に置かれた翼賛体制が完成しているのが今の大阪である。兵庫県も同じように勢力圏に置こうとする維新にとって、斎藤元彦というパワハラ野郎は使いやすい道具なのである。そんなのを断じて当選させてはならないのである。
その危惧は現実のものとなった。オレはこの選挙結果に深く絶望している。不信任案を可決した県議たちは「既得権益者」であり、斎藤元彦はその既得権益を打破しようとしたヒーローだから追い出されたという物語がSNS等を通じて拡散され、立花孝志のようなデマッターがそれを拡散し、多くの「支持政党なし」の人たちが騙されたという構図である。
この「既得権益打破」という物語を使って勢力を拡大したのが維新の会であることを考えると、今回の斎藤元彦の背後には維新の会やその仲間である、上山信一、竹中平蔵、統一教会が関与していた可能性は高い。
大阪維新の会創設時の中核メンバーである「世襲議員」たちは、自分の持つ既得権益という利益を守るために結党し、結果として大阪維新国を築くのに成功した。そしてその支配地域を兵庫、奈良と拡大していく過程で今回の斎藤元彦のパワハラ問題が起きたのである。
斎藤元彦は街宣で「パワハラなんかしていない」「20m歩かされたからと怒鳴ったことはない」などと主張し、百条委員会での発言を翻した。偽証すれば禁固刑に問われる百条委員会の発言はいったい何だったのか。
馬鹿な大衆は陰謀論に簡単に騙される。改憲を国民投票に掛けたとして、そこに改憲派の自民、維新などが電通を使って大量の広告を流してくれば、国民はたやすく洗脳されるだろう。ナチスが政権を取れたのは大衆をうまくコントロールして「ユダヤ人」という既得権益者を民衆の仮想的に仕立て上げたからである。
兵庫県では県庁職員や県議が「既得権益者」であるというストーリーが作られ、それを信じた有権者が斎藤元彦に投票した。巧妙にデマを拡散すれば有効であるということが都知事選挙、衆院選に続いて起きたのである。
兵庫県庁の職員はもう明日から仕事なんかしなくていい。すべての業務を放棄すればいい。県民は「どんなにパワハラされても職員は泣き寝入りしろ」「文句のあるやつは処分だ」という知事を選んだのである。仕事なんかしないでじゃんじゃんサボればいいのだ。それが斎藤に投票した馬鹿な県民に対する無言の抗議である。
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