2024年07月16日(火) |
石丸現象をどう捉えるか? |
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石丸伸二が統一教会の回し者であり、ただのペテン師であるというのはオレの見立てである。選挙参謀に萩生田の関係者がついていたりして、背後に自民党がいたことは明らかだ。彼の目的は「浮動票の獲得」である。浮動票が取れることで、組織票のある小池百合子の当選は確実となる。都知事選挙ではこのような「当選を目的としない」候補者が問題となったが、石丸伸二もまたその一人だったのである。
ただ。有権者の中には「既存の政治家に飽きた」「なんかしてくれるのじゃないかと期待した」という層がある。そういう層を残念ながら古い政党は掴めていない。共産党なんか今や支持者の平均年齢は70歳を超えている。もうそういう政党では若者の心は掴めないのである。だから参政党やNHK党のような泡沫政党が跳梁跋扈するのである。
オレはそういう若者の支持を得るために共産党は何より党名変更が必要だと思っている。マスコミが電通の下僕となった今、『赤旗』の取材力は日本一である。自民党の裏金問題も赤旗がなかったら報道されることもなかった。官房機密費が有権者の買収に使われているという事実も赤旗がスクープした。おそらくメディア関係者は接待されて政府のポチに成り下がってるのだろう。
「共産主義」という言葉が一人歩きして、中国やロシアのような専制独裁国家が共産主義の本家であるかのように誤解された。その二国はただの独裁国家であり共産主義などではない。そもそも世界のどこにも共産主義を実現した国はない。共産主義というのはマルクスが考えた理想の姿であり、人民の貧富の差などの格差を無くすことなどそもそも不可能である。それを理解しない大衆に向かって自民党や統一教会に感化されたネトウヨの連中、そして勝共連合の影響を強く受けた芳野友子などは「反共」が正義であると信じ、共産党が政権を取ると日本は中国やロシアのようになるとプロパガンダしてきたのである。日本を中国やロシアのように言論弾圧して戦争の向かわせるのはむしろ維新の会や自民党であることは明らかなのに。
「石丸現象」というのはひとえに「有権者の劣化」であるとオレは思ってる。ようするに馬鹿が増えたということである。それは大阪のような馬鹿率の高い地域を維新という反社政党が支配するようになったことからもわかる。オレのような「カシコ」は常に大阪では迫害の対象であった。だからオレは大阪を脱出して学生時代を京都で過ごした。京都には頭のいい人をリスペクトするアカデミックな雰囲気があるが残念ながら大阪にはない。だから大阪では横山ノックのような知事が誕生するのである。
石丸のような「まがい物」はオレのようなディベートの達人と対決すれば瞬殺される。オレでなくてもたとえば山本太郎や志位和夫、暇空あかねさんなどとディベートさせればいいのである。大石あきこさんと戦わせてもいい。彼の薄っぺらさはたちまち明らかになるだろう。京都大学出身者同士ということで、もしもテレビ局が対決の企画を組んでくれるならオレは喜んではせ参じたいのである。
石丸現象はますます選挙の意味を空洞化させるだろう。しかし、都知事選挙の投票率は60%を超えたという。オレはそこに期待する。おかしな候補者のお陰であっても、大衆が選挙に興味を持つのはよいことである。オレはそこに一つの可能性を期待しているのである。
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