2024年02月29日(木) |
うずらに罪はない! |
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給食の『うずらの卵』を食べた小学1年生が窒息して死亡するという事故が起きたことで、学校給食からうずらの卵を追放しようという動きが出ているという。うずらの卵にはなんの罪もないのである。なんでそんなことになるのだろうか。そもそも危険な食材とそうでない食材はどこが違うのか。
つるつるしていて丸呑みしやすいからうずら卵は危険だという。それなら同様の形状の食材はすべてアウトということになる。そもそもうずら卵による死亡事故なんてこれまでに聞いたことがない。餅による事故なら毎年多発しているわけで、禁止するなら先に餅である。学校給食で餅をだすところがどれだけあるのかわからないのだが、たった1件のその事故から「ウズラ卵禁止」という流れに行くのは極端すぎる。
以前にマンナンライフのこんにゃくゼリーで喉が詰まった事件が起きていて、その裁判ではマンナンライフ側が敗訴し、怒ったマンナンライフは商品の袋に「高齢者や幼児は食べないで下さい」と記載していたことを思い出す。適切に食べないのはその人の個人的な問題であり、そんなことで訴えられるならどんな食べ物も凶器になるからである。もっともマンナンライフ裁判には野田聖子も絡んでいるだけになんかウラがありそうだ。岐阜県のこんにゃく業者の利権がからんでいたというウワサも聞いている。
丸くてつるんとした形状が問題ならば、カンロ飴はどうなのか。舐めていると丸くてつるつるになってくるカンロ飴は、長時間口中に存在するという意味でうずら卵よりもはるかに危険である。「丸くてつるんとした食品」を規制するならばカンロ飴まず販売禁止にしなければならない。
うずら卵で窒息するというのは不幸な事故である。しかしそれはあくまで「事故」であり、それによって規制が必要なものではない。学校給食でメニューからはずすなんて言語道断である。オレはうずら卵が大好きで、串カツを食べるときは絶対に注文する。そんなおいしいものが、今回の事件でスケープゴートにされてしまい、生産者が打撃を受けるなんてことはあってはならない。どうかみなさん、うずら卵を買ってあげて下さい。そして売り上げに貢献してやってくださいとオレは言いたいのである。
食べ物が気管に入ってしまうという「誤嚥」に最近のオレは「ご縁」がある。うっかり少量の飲み物や食べ物が気管に入ることはたまに起きる。あわてて咳き込んで事なきを得るわけだが、誤嚥のために職場で激しい咳をしていると、周りの人が心配して「救急車呼びましょうか」と声を掛けてくれる。とんでもない話である。うどんを食べていてちょっと七味が気管の入り口にひっかかってしまうということは誰でも経験する失敗である。そんなことで迷惑は掛けられない。
給食をゆっくりよく噛んで食べましょうというのは食生活の基本的な習慣であり、学校給食も「食育」という観点でそうした注意をするだろう。それ以上のことは現場に求めてはいけない。うずら卵は危険だから切って出すとか、アホかとしか言えないのである。
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