2024年02月07日(水) |
カジノは乞食の産業 |
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夢洲カジノ建設を支持する維新支持者の連中は、海外の富裕層がそこにゼニを落としてくれることで大きな利益がもたらされるという。しかし、建設費やインフラ整備で10兆円くらいかかるのに、もたらされる利益が年に数百億ならばあまりにも投資効率が悪すぎるということになる。計画時点で「アホかおまえは」と言いたくなる。そこに経済効果云々と言われても、それだけの工事をすることで経済効果が生まれるのは当然のことで、問題は投資対効果が見合ってないということなのである。
「ギャンブル依存症が増える」という反対派の主張に対して「日本人を客とした施設ではない」という答えが返ってくるが、そもそも海外の金持ちの落としてくれるゼニのおこぼれに期待するというのが先進国の発想ではない。それはもうあさましい乞食国家の姿であり、そこまで誇りを捨ててしまっていいのかとオレは思うのだ。先進国を自認するならば、海外カジノに遊びに行ってゼニを落とす側になるべきではないのか。維新の会は大阪を乞食の街にしようとしてるのだろうか。
海外のインバウンドを期待したぼったくり店が大阪には増えた。黒門市場では露店なのに法外な価格で肉を焼いてる店がある。海外の金持ちをあてこんでるわけだが、オレのような人間はそれを見て「高っ!」と思うだけである。安くてもうまいものがあるというのが大阪の人間の誇りであり、インバウンドをあてこんだそうしたさもしいビジネスを見ていると嘆かわしくなるのである。吉村知事は「一泊で100万円使ってくれるような富裕層に来てもらいたい」などと発言していたが、そんなゲスな発想でビジネスをする人間は成功するだろうか。よいサービスをリーズナブルな価格で提供するからこそ旅人は喜ぶのではないか。そうしてリピーターになってくれるのである。
X(ツイッター)である維新工作員が「カジノは金の卵を産むガチョウ」と書いていた。そのあまりの幼稚さに笑ってしまうのであるが、そのインフラ整備にかける10兆円があれば、大阪の中小企業すべてを救い、雇用を増やし、教育費を無償にすることで多くの人口を呼び込み、子どもの医療費も無償にして住みよい街が作れるのである。残念ながら大阪では学校給食のレベルは低く、公立高校をどんどん減らされて安く教育を受ける選択肢は減らされ、塾産業の支配下で公立トップ校は金持ちに占有され、公立病院はつぶされてきたのである。バスの本数はどんどん間引かれ、それに伴って利用者も減るという悪循環が起きているのだ。
維新行政というのは暮らしに使うゼニを利権に回すというのが基本である。奈良県知事が維新知事になったことで最初に行ったことは利権の付け替えだった。前任者の公共事業の計画をすべて廃止して、新しく維新利権に付け替えたのである。地権者の同意を得て進んでいた防災拠点の計画は白紙撤回され、メガソーラーの検察予定地になってしまった。おそらく上海電力などの中国資本が咲洲同様に入って来るのだろう。維新の会の実態は中国共産党の出先機関のようなものである。
夢洲にカジノを作る目的はろくなもんじゃない。建設にかかる巨額の費用がそもそも利権や中抜きのかたまりであり、埋め立て利権は沖縄の辺野古基地工事と同じく無限錬金術である。そうしてつぎ込まれた巨額の税金は維新の会を通じて裏社会に流れ、大阪の暴力団の資金源にもなるのだ。カジノにはマフィアがつきものである。裏社会の連中がマネーロンダリングするための仕組みとして夢洲カジノは利用される。まっとうな市民はカジノなんかには生涯行かない。そんなところで遊ぶのは税金やパーティ券の売り上げをフトコロに入れて平気な政治家とか、統一教会の信者から搾取したゼニで遊ぶ韓鶴子とか、アンジェス株のインサイダー取引で巨額のゼニを詐取したゲスどもである。
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