2023年11月27日(月) |
大阪・関西万博中止のお知らせ |
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この話はフィクションです。
まさかそんな理由で中止になるなんて誰が思っただろうか。しかし、思わぬところからその知らせは舞い込んできたのである。2025年開催予定だった大阪・関西万博を中止にするというニュースが。
その大きな理由となったのが。2025年夏に沖縄に開業予定の大型テーマパーク、ジャングリアの出現である。これは「やんばる」と呼ばれる沖縄の豊かな森、大自然を生かした大規模テーマパークで。なんとあのユニバーサル・スタジオ・ジャパンの再建などで知られる、森岡毅さんが代表を務めるマーケティング会社「刀」などが手がけるのである。多くの企業がこの企画に出資し、もはや万博に無駄なゼニをつかうどころではないということが明らかになったのだ。
このジャングリアは沖縄北部、世界自然遺産の「やんばる」から近い今帰仁村(なきじんそん)と、名護市にまたがるゴルフ場跡地のおよそ60haにもう建設中である。株式会社刀の森岡代表は「敷地内の木の本数っていうのは、パーク建てる前はゴルフ場だったんですけど、ゴルフ場の時代よりも、木の本数を増やしています。鉄骨とコンクリートむき出しの世界ではないということです」と語っている。
ジャングリアでは、数十を超えるアトラクションを準備中で、広大なジャングルや海の景色を上空から眺める気球や、ガジュマルの木などが生い茂る本物の大自然の中を装甲車に乗り込み恐竜から逃げる「サファリライド」。また、ジャングルを独り占めするような体験ができるインフィニティスパや、展望デッキの下には、大絶景をパノラマで楽しむことができるレストランなど、高級リゾートのようなぜいたく感も味わうことができるという。たかだか屋台村レベルの大阪・関西万博とは桁違いのスケールなのである。
「ジャングリア」の建設費は700億円、3000億円は軽く超えると予想される万博の総事業費の1/4くらいの金額である。たった半年で撤去される万博に使う3000億円と、これから継続的に利益を出してくれるジャングリアの700億円、企業がどちらに魅力を感じるかと言えば明らかである。もはや万博というオワコンにリソースを割いているどころではないと多くのゼネコンが判断して撤退を申し入れることとなり、万博の会場建設工事は事実上不可能となったのである。
ゼネコンが次々と工事から降りた。350億円かけて作られる単なる日よけの馬鹿馬鹿しさに多くの人が気付いて嘲笑した。その上のプロムナードは真夏の大阪で、炎天下でとても歩けるものではない。入場者の多くが熱中症で倒れるだろう。そもそも暑い大阪で日中に屋外でイベントを開催すれば暑さで多くの犠牲者が出ることなど自明のことである。そんな危険なイベントをさっさと中止するというのは実に賢明な判断である。
「責任を持ってやり遂げる」と言い続けた吉村洋文大阪腐知事の電撃辞任も発表され、それと同時に大阪地検はアンジェス株の取引に関わる「風説の流布」の容疑で取り調べを開始した。アンジェス株を高値づかみした大勢の投資家が株主代表訴訟に加わった。大阪ワクチン年内完成のニュースで値上がりしたアンジェス株は今はその1/20に値下がりしていて、多くの投資家がそのために投資したゼニを失ったのである。アンジェスには国からの巨額の補助金も出ており、それが適正に使用されたかどうかについて森下竜一氏も取り調べを受けることとなったのである。
夢洲の土壌に埋まった大量の産業廃棄物の処理も「そのまま埋めておく」ということになった。掘り返して別の場所に廃棄するなんて費用が掛かるだけで無駄そのものである。そうしてカジノ・IRのための夢洲の埋め立て工事は中止され、再び最終処分場として活用されることとなったのである。ここはいずれ鶴見緑地のように植樹されて公園となるだろう。夢洲の一部は人工干潟を作って渡り鳥の飛来地として保全されることが予定されている。すでに設置されている南港野鳥園と同じ位置づけである。
維新幹部が次々と政治資金規正法違反の疑いで取り調べを受ける中で。馬場代表は突然維新の会の解散を発表した。いずれ国への返還が求められる維新がこれまでにため込んだ政党助成金を「ネコババ」するために電撃解散して資産隠しするためだった。維新の地方議員から「身を切る改革」という名目で集めた上納金の総額の詳細は不明だが、いずれ東京地検はこの仕組みの解明に乗り出すだろう。維新公認という看板を与える代わりに上納金を差し出させるといういわゆる「FCシステム」で政党を運営するという仕組みは、突然の党の解散によって終了したのである。維新議員を増やすことで売り上げを拡大するという方針は地方議員の相次ぐ離反によって破綻しつつあったわけで、「党公認」をもらうメリットがなくなればもはや何の意味も持たなかったのである。
ここまでの話はオレが頭の中で考えただけですべてがフィクションだ。一種の近未来小説のようなものである。ただここでオレが書いたアンジェス株のインサイダー取引や、馬場代表の社会福祉法人乗っ取り、そして維新議員の上納金の問題についてはメディアが全く問題にせずにスルーされている。維新の関係者はきちんと説明責任を果たすべきである。そして証券取引等監視委員会は、アンジェス株の不自然な動きと誰が高値で売り抜けたかの調査を必ずしなければならない。村上世彰から維新の会に2000万円の違法な政治献金があったのはなぜか。これは村上世彰がアンジェス株の取引で儲けさせてもらったお礼ではないのか。アンジェス株に投資した人達がその後の暴落によって失った金額は軽く1000億円を超える。誰が高値で売り抜けて巨額の利益を得たのかは最低限、解明されるべきだとオレは思っている。
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